SEOにおけるCTAは、コンバージョンを獲得するための重要な要素です。
CTAの配置場所や文言などによってクリック率が変化し、SEOで集客したユーザーがコンバージョンにまで到達するかなどが決まります。
本記事では、SEOにおけるCTAの概要や基礎知識、クリック率を上げる方法やSEOとCTAの相乗効果を生むテクニックなどを紹介します。
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SEOのCTAとは?
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まずはCTAの意味と目的、重要性、役割などを見ていきましょう。
- CTAの基本的な意味と目的
- SEOにおけるCTAの重要性
- コンバージョンを高めるCTAの役割
CTAの基本的な意味と目的
CTAは「Call To Action(コール トゥ アクション)」の略で、日本語になおすと行動喚起という意味になります。
SEOにおけるCTAは、ユーザーに起こして欲しい具体的な行動を喚起するためのボタンやテキストのことを指します。
設置の目的は、自社のサイトを訪問したユーザーに特定の行動を起こしてもらうことで、サイト運営の目的を達成することです。具体的には、サイトの目的がユーザーに資料請求してもらうことなら「資料請求する」と書かれたボタンや「資料を取り寄せる」と書かれたテキストリンクをクリックしてもらうことになります。
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CTAはユーザーに具体的な行動を促す重要な要素なので、シンプルで魅力的な言葉を選ぶことが成果を上げる鍵です。
SEOにおけるCTAの重要性
CTAは、自社のサイト運営の目的を達成する上で非常に重要な要素です。
SEO施策で集客したユーザーにこちらの望む行動を促すことで、クリックやコンバージョンなどの売上につながるステップに進んでもらいます。
具体的には、ユーザーの関心を引くために以下のようなアクションに導きます。
- 商品購入
- サービスへの加入
- 成功事例のダウンロード
- 資料請求
- 関連記事に遷移
CTAがしっかり機能しないと、せっかくSEOコンテンツなどで集客してもコンバージョンにつながらず、売上にもつながりません。
コンバージョンを高めるCTAの役割
CTAで獲得するコンバージョンとは、商品の購入やサービスの加入、資料のダウンロードなどのサイト運営で達成すべき目的のことです。
Webサイトのコンバージョン数を増やすためには、ユーザーをこちらの思惑どおりに誘導できるようにCTAを設置することが大切です。具体的には、CTAをどこに配置してどのようなボタンやテキストリンクにするかを考えつつ、サイト全体やコンテンツの内容とのバランスを調整します。
ボタンやテキストリンクのデザイン、配置などを工夫して、ユーザーが思わずクリックしてしまうようなCTAを用意してより多くのコンバージョン獲得をねらいます。
SEOに強いCTAを作るための基礎知識
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次に、SEOに強いCTAを作るためにおさえておくべき基礎知識を見ていきましょう。
- 効果的なCTA文言の特徴
- 初心者向けのCTAデザインのコツ
- SEOと連動するCTA配置のポイント
効果的なCTA文言の特徴
効果的なCTAの文言とは、ユーザーが行動を起こしたくなるような文章です。
具体的な例として、以下のような文章があります。
- 問い合わせはこちら
- くわしい内容を確認する
- 資料請求はこちら
- 無料で今すぐ体験する
上記のように起こして欲しいアクション、手に入るメリットや利益を伝え、ユーザーが迷うことなく手に入れたいものが手に入るように誘導します。
抽象的な表現は避け、ユーザーが思わずクリックしてしまうような文言を用意しましょう。
初心者向けのCTAデザインのコツ
テキストリンクの色は青色をおすすめします。たいていのサイトが青色を採用しているため、一目でテキストリンクだとわかるからです。
テキストリンクのデザインで重要なのは、CTAの内容を伝えるキャッチコピーや文言です。文言の内容は「クリックして得られるもの」や「得られるベネフィット」などが一目でわかるコピーや一文を用意しましょう。
ボタンでは、キャッチコピーや文言の内容とともに色と形が重要になります。
ボタンの色はこれまで緑色が良いとされていましたが、Amazonの影響で、近年ではオレンジに近い黄色を採用する企業が増えています。形状は、ほかのコンテンツとの差別化をはかるために、四角形の角を少し丸くするのがおすすめです。
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CTAのデザインは視認性と内容がポイント!色や形で目立たせ、クリック後のメリットを明確に伝えましょう。
SEOと連動するCTA配置のポイント
CTAは、適切な位置に設置することでユーザーの目に留まりやすくなります。配置のポイントは、サイトやコンテンツとのバランスを取りつつ、ひとつのぺージに複数個設置することです。
一番目立つファーストビューはもちろん、ページ中部と下部、サイドバーやフッターなどに配置すればユーザーがCTAを見逃すことを防げます。
ただ、設置する数が多過ぎるとユーザーの嫌悪感を引き起こすので、注意が必要です。
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CTAのクリック率を上げる具体的な方法
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CTAのクリック率を上げるおもな方法は以下のとおりです。
- ボタンのデザインとカラーの最適化
- ABテストで効果を検証する方法
- クリック率を向上させる文言例
ボタンのデザインとカラーの最適化
先述のとおり、CTAのボタンの色やデザインには、緑やオレンジなどの一定のセオリーがあります。
ただ、サイト全体のカラーに溶け込んでしまう場合は、あえてセオリーを外すことも大事です。全体のカラーに溶け込んでしまい、ユーザーが気づかないでCTAを素通りしてしまうと、クリック率は上がりません。
ボタンの形状についても同様です。サイトのコンテンツは基本的に四角のものが多いため、ボタンの形状は丸みを出すのが一般的ですが、ブランドやサイトのイメージによってはセオリーを外す必要があります。
サイトとの統一感に配慮しつつ、目立ってクリックされやすい形状を探しましょう。
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CTAボタンはサイトに馴染みすぎず、目立つ色や形状でクリックを促す工夫が重要です。
ABテストで効果を検証する方法
CTAのクリック率を上げるには、継続的なABテストを行う必要があります。
ABテストでCTAの効果を検証し、その都度、最適解を選ぶことでクリック率やコンバージョン率が高まるからです。ABテストを行う流れは以下のとおりです。
- 1.テストを行う目的の明確化
- 2.改善すべき要素の決定
- 3.比較のための仮説をもとに複数のパターンを作成
- 4.期間を定めてテスト実行
- 5.データをもとに最適なパターンを見つける
- 6.最適なパターンが見つからないときは継続してテストする
ABテストは、CTAの要素を変更したものを複数用意して一定期間運用し、その結果をもとにどのパターンが良かったかを検証します。
通常は2パターン用意しますが、テスト内容によっては2つ以上用意することもあります。
クリック率を向上させる文言例
クリック率を向上させる文言例を考えるときは、ベネフィットを伝えるほか、ユーザーが行動したくなるように緊急性や希少性を演出することが重要です。
具体的な例を挙げると以下のとおりです。
- 今日から3日間3割引きのキャンペーン
- 今から24時間限定のタイムセール
- 終了まで残りわずか
- 今だけ40%割引
- 残り3枠のみ
上記のように期限を設けたり具体的な数字を示したりすれば、ユーザーの「今すぐ買わなければ」という購買意欲を刺激できるので、クリック率の向上が期待できます。
また、「解決する」や「改善する」など、問題や課題からの解放を感じさせる動詞を積極的に使うのもおすすめです。
SEOとCTAの相乗効果を生む実践テクニック
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SEOとCTAの相乗効果をねらうことで、よりクリック率を高めたり、コンバージョン率を高めたりできます。具体的なテクニックは以下のとおりです。
- ランディングページ最適化とCTA
- 検索意図に合わせたCTAの設定方法
- ページスピードとCTAの効果
ランディングページ最適化とCTA
ランディングページには、SEO施策で集客したユーザーをコンバージョンに導く役割があります。
ランディングページを最適化することをLPOと言います。LPOにはCTAの最適化も重要です。
コンバージョンを獲得するには、ランディングページのコンテンツで検索ユーザーのニーズを満たしつつ、違和感のない流れでCTAを配置する必要があります。
また、「情報が欲しいだけなのか?」「他社の商品とくらべたいのか?」「今すぐ購入したいのか?」など、検索ニーズによってCTAの内容を最適化することも大切です。
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CTAはユーザーの検索ニーズに合わせて最適化し、自然な流れで配置することが重要です。
検索意図に合わせたCTAの設定方法
検索意図に合わせたCTAを設定するには、先述のとおり、ユーザーの検索ニーズを理解する必要があります。
検索ニーズに合わせたCTAの例を挙げると以下のとおりです。
- よりくわしい情報が欲しいユーザー向けに、関連するくわしい情報やトピックに誘導するCTAを設置する
- 他社の商品とくらべたいユーザー向けに、自社商品のスペックやメリットなどをまとめた資料を提供するCTAを設置する
- 自社商品を購入するつもりのユーザー向けに、購入ページに誘導するCTAを設置する
「とにかく自社商品の販売促進をねらおう」とするCTAの設置は避け、あくまでもユーザーのニーズを満たすことを優先しましょう。
ページスピードとCTAの効果
ページスピードを上げることで、CTAの効果を高められます。ページスピードを上げるための施策は以下のとおりです。
- 画像を圧縮したり、WebPなどの次世代画像形式を利用したりして対応する
- 「Lazy Load」を実装し、ページのロード時間を短縮させる
ページスピードを上げることでユーザーが快適にコンテンツを消費できるようになり、離脱率も下がるため、CTAのクリック率が上がりやすくなるでしょう。
SEOにおけるCTAに関するよくある質問
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最後に、SEOのCTAについてよくある質問に回答します。
- CTAボタンはページ内のどこに配置すれば効果的ですか?
- SEOにおいてCTA文言を最適化する方法は何ですか?
- モバイル向けのCTA最適化で注意すべきポイントは?
- クリック率が低いCTAを改善する具体的な手法はありますか?
CTAボタンはページ内のどこに配置すれば効果的ですか?
CTAを配置する場所でもっとも効果的なものはWebページの最上部です。
代表的なものに、ユーザーがサイトを訪問したときにまず目にするトップビューがあります。
トップビューに配置したCTAは、すでに購入の意志があるユーザーにすぐにクリックしてもらえます。CTAの配置を検討するときは、必ずトップビューやサイトのヘッダーなど、訪問したユーザーがまず目にする場所を優先しましょう。
特に、自社商品の実績や導入件数、期間限定のキャンペーンや無料体験などの訴求を行うCTAはトップビューに設置するのがおすすめです。
また、コンテンツを読みきったあとのタイミングで訴求するために、コンテンツの下部に設置するのも良いでしょう。
SEOにおいてCTA文言を最適化する方法は何ですか?
CTAの文言を最適化する方法は、「また今度にしよう」と考えるユーザーを「今すぐ買いたい」に変える文言や演出を採用することです。
具体的には、先述の希少性や緊急性の演出と、思わず内容を確認したくなる魅力的な要素をCTAで訴求するのが効果的です。「お客様満足度94%!」や「1,500社を超える企業が導入済み!」などの文言があると、資料請求や成功事例のCTAのクリック率を高められるでしょう。
これらの演出や訴求を行うことで、クリックや購入を迷うユーザーの背中を押せます。
また、CTAのまわりにクリックを促したり、クリックする不安を解消したりできるマイクロコピーを挿入するのもおすすめです。
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CTA文言は希少性や緊急性を盛り込み、ユーザーの背中を押す工夫が効果的です。
モバイル向けのCTA最適化で注意すべきポイントは?
モバイル向けのCTAの最適化でも、やはりファーストビューにこだわるべきでしょう。
ユーザーがサイトを訪問したときに最初に目にする場所には、必ずCTAを設置することをおすすめします。
また、まわりのコンテンツに埋もれないように、ボタンのサイズを少し大きめにするのもおすすめです。モバイルでランディングページを閲覧するとき、PCの画面よりもスクロールが早くなりやすいため、CTAを自然に目立たせないと素どおりされるからです。
モバイルのCTAは、ほかのコンテンツとは違う要素を加えて、ユーザーの目に留まりやすくなるように工夫しましょう。
また、ポップアップ型のCTAを採用し、ユーザーが離脱するときに開催中のキャンペーンやセールを訴求すると離脱を防ぐ効果が期待できます。
クリック率が低いCTAを改善する具体的な手法はありますか?
CTAにいたるまでの導線を見直すのがおすすめです。どれだけクリックされやすいCTAを用意しても、そこにユーザーがたどり着くまでに離脱したらクリックされないからです。
導線の見直しでは、他社との差別化ポイントや、購入して得られるベネフィットなどがユーザーに響くように訴求されているかをチェックしましょう。
clarityなどのヒートマップツールで離脱ポイントを特定するのもおすすめです。離脱されているポイントを特定できれば、早急に改善すべき要素がわかります。clarityについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
また、CTAを離脱ポイントより上に設置すれば、それだけでクリック率を高められる可能性があります。熟読されているポイントを特定し、そのポイント周辺にCTAを設置するのもクリック率を高める効果が期待できるでしょう。
「効果的なCTAで集客したユーザーをコンバージョンにつなげたい」「オウンドメディア運用を効率化したい」などのお悩みはありませんか?
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SEOにおける効果的なCTAまとめ
SEOにおけるCTAは、売上につながる大事な要素です。
セオリーはあるものの、最初に設定した配置や要素で成果を出すことはむずかしく、ABテストや文言・画像の定期更新を行う必要があります。
テストや運用結果を参照して改善を繰り返すことで、少しずつ最適化するのが一般的です。
まずはセオリーに従ってCTAを設置し、効果を確かめながら改善を繰り返して少しずつ自社サイトに最適なCTAを探していきましょう。