PageSpeed Insightsを徹底解説!目的から活用方法まで全てがわかる

PageSpeed Insightsを徹底解説!目的から活用方法まで全てがわかる

PageSpeed Insightsはモバイルとデスクトップのパフォーマンスに関する分析と、そのページを改善する提案をしてくれます。今や誰もが必要とし、いろいろなことがインターネットで解決できる時代です。

この記事では、快適なサイトにするために活用されるPageSpeed Insightsについて詳しく解説していきます。PageSpeed Insightsを利用する目的や、活用方法を理解することで、他サイトとの差別化に役立ててください。

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PageSpeed Insightsとは?その目的と役割

PageSpeed Insightsとは?その目的と役割

PageSpeed insightsは、Googleが無料で提供するWebサイトの分析ツールです。どんな目的で、どんな役割があるのでしょうか。以下で詳しく解説します。

PageSpeed Insightsとは?その目的と役割
  • PageSpeed Insightsの基本的な概要
  • なぜPageSpeed Insightsが重要なのか

PageSpeed Insightsの基本的な概要

PageSpeed insightsは、Googleが無料で速度測定してくれる評価ツールです。Webサイトの評価スピードを測定し、問題点を明らかにすることで、解決策まで提案してくれます。また、自社サイトだけでなく、競合サイトもURLを入力するだけで分析が可能です。

分析結果は0~100の数値化で判断しやすくなっており、三段階で評価されます。分析はモバイルとデスクトップ、2種類の測定ができるため、それぞれの解決策がわかりますね。このように、解決策がわかれば明確な対応ができるため、サイトの向上に向けて取り組みやすくなるでしょう。

コンサルタント毛利
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PageSpeed Insightsは、ユーザー体験の改善とSEO対策の強化に欠かせないツールです。

なぜPageSpeed Insightsが重要なのか

では、なぜPageSpeed insightが重要なのでしょうか。
総務省の「令和2年通信利用動向調査」によると、スマートフォンを使ってインターネットを利用する人が63.8%にのぼり、パソコンを大きく上回っていることがわかりました。

今やスマートフォンでインターネットを使う人が、大幅に増えたといえるでしょう。このような流れの中、ECサイトやECアプリでも、スマートフォンで快適にできることが求められます。
自社のサイトページを見て、読み込むまでの時間が長いと感じたら対策をおすすめします。

引用:令和2年通信利用動向調査|総務省

PageSpeed Insightsのスコア解説と評価基準

PageSpeed Insightsのスコア解説と評価基準

PageSpeed insightは、サイトのURLを入力するだけで表示速度を0~100で表示し、三段階で評価します。ここではスコアと評価基準について詳しく解説します。

PageSpeed Insightsのスコア解説と評価基準
  • スコアの内訳と評価方法
  • モバイルとデスクトップの違い
  • ユーザー体験とスコアの関係性

スコアの内訳と評価方法

PageSpeed insightのスコアは、Googleが公式で運営するLighthouse(ライトハウス)から抽出されます。三段階の評価は以下の通りです。

  • good 80~
  • medium 60~79
  • Low 0~59

判定結果でgoodが出た場合は、急いで修正する必要はありません。medium判定の場合、修正に取り組むべきかはケースバイケース。対応できる手段や直すべき箇所がある場合は、取り組むことをおすすめします。Low判定は、基本対策を行うと良いでしょう。

引用元:Google for Developers

モバイルとデスクトップでの違い

モバイルとデスクトップでは、ユーザーの感じ方に違いがあり、PageSpeed insightはこれらを配慮し、それぞれのデバイスに最適化したスコアを表示します。

そのため、モバイルとデスクトップでは異なるスコア結果が計算されます。モバイルは画面サイズが小さく、処理も遅いので、デスクトップよりもスコアは低く出る傾向です。

デスクトップは80点以上、モバイルは50点以上を、初めて行う時の目安にすると良いでしょう。

しかしデスクトップに比べると、モバイルのスコアはなかなか上がらない傾向です。使い勝手の良さを大きくするには、諦めずに積極的に改善に向かって、取り組みましょう。

引用:feeret ページスピードインサイトスコアの目安

コンサルタント毛利
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モバイルとデスクトップの両方でスコアを確認することで、ユーザー体験の最適化に繋がります!

ユーザー体験とスコアの関係性

調べたいサイトにアクセスした時、読み込みが遅いとストレスになりますよね。待つことを苦痛に感じ、そのサイトから離れた経験は誰もがあるでしょう。反対に表示スピードが速いと、読みやすく満足感も得られるため、自然と滞在する時間は長くなります。ユーザーから使いづらいと認識されたサイトは、SEO評価が下がり、スコアも低くなってしまいます。

また、表示スピードに限らず、デザインなどのバランスにも注意しましょう。定期的にPageSpeed insightで測定し、改善することが大切です。

PageSpeed Insightsを活用するメリット

PageSpeed Insightsを活用するメリット

では、PageSpeed insightを活用すると、どんなメリットがあるのでしょうか。以下で解説します。

PageSpeed Insightsを活用するメリット
  • SEO効果の向上とビジネス成果への影響
  • ユーザー満足度を高める具体的な効果
  • 競合と差別化を図るための速度最適化

SEO効果の向上とビジネス成果への影響

読み込みが速いサイトは、検索結果ページで上位に表示されやすくなります。上位に表示されると、目に留まるユーザーが増えるので、ビジネスの成果が大きくなることが期待できるでしょう。

表示するまでの時間が長く、ユーザーがページから離れることが多いサイトは、SEOにおいてもマイナス評価になります。
Googleは2018年に公式ブログで、モバイル検索のランキング付けの要素として、表示速度を使用することを公表しました。

離脱されず、見てもらえるサイトにできれば、ビジネスにおいても良い影響につながるでしょう。

引用:Google公式ブログ

ユーザー満足度を高める具体的な効果

ページ表示が速くなると、ユーザーのストレスも少ないため離脱するユーザーが減り、満足度や滞在時間が向上します。
これにより、コンバージョン率や売上の増加が期待できるでしょう。

ユーザーにとって快適なサイトは、離脱率の低下や滞在時間の増加となり、結果としてサイトの評価向上にも役立ちます。
PageSpeed insightは、自分で気づかない問題点を見つけ出し、詳しい対策法を提供してくれるため、より良いサイトへの成長が期待できます。

コンサルタント毛利
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ユーザー満足度を高めることは、検索エンジンの評価向上にも繋がります。

競合と差別化を図るための速度最適化

表示速度は、競合サイトとの差別化に不可欠な項目のひとつです。PageSpeed insightを活用し、ユーザーが求める内容を早く表示することで滞在時間が長くなり、検索順位があがりやすくなるでしょう。

もちろんデザインやコンテンツも大切ですが、最初のアクセスでユーザーが離れてしまうと、見てほしい情報にたどり着くこともできません。ユーザーが離れてしまう原因は表示速度が遅いことが考えられるため、表示速度の改善で、ユーザーの満足度を上げるサイトにしましょう。

競合サイトの測定も可能なため、差別化するには最適なツールと言えます。

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PageSpeed Insightsの使い方と具体的な活用法

PageSpeed Insightsの使い方と具体的な活用法

次にPageSpeed insightの使い方と、活用法を詳しく解説します。

PageSpeed Insightsの使い方と具体的な活用法
  • 測定方法とレポートの読み方
  • Google Search Condoleとの連携で詳細分析
  • 改善提案の優先順位を決めるコツ

測定方法とレポートの読み方

PageSpeed insightは調べたいWebサイトのURLを入力すると、Webサイトの読み込み速度がスコアで表示されます。前述したとおり、スコアは0~100かつ三段階で評価されるため、わかりやすいでしょう。

また、スコアだけでなく、レポートも読めるようになっておくことをおすすめします。レポートの読み方として、覚えておきたい6つの指標を紹介します。

Largest Contentful Paint(LCP)

最も大きいコンテンツ(メインコンテンツ)が表示されるまでの時間を示します。
LCPの評価基準は0.0~2.5秒が良好です。

First Input Delay(FID)

Webサイトでクリックなどの最初の操作をしてから、応答するまでの時間を示します。
FIDの評価基準は0.0~0.1秒が良好です。

Cumulative Layout Shift(CLS)

画像が遅れたり、広告動画が動くなどのユーザーが意図しないレイアウトのズレを数値化したもので、視覚的な安定性を示します。
CLSの評価基準は0.0~0.1秒が良好です。

First Contentful Paint(FCP)

WebサイトのURLをクリックして、最初のコンテンツが表示されるまでの時間を示します。
FCPの評価基準は0.0~1.8秒が良好です。

Interaction to Next Paint(INP)

ユーザーの操作に対して、視覚的な反応が発生するまでにかかる時間を示します。
INPの評価基準は0.2秒未満が良好です。

Time to First Byte(TTFB)

ブラウザが最初の1バイトを受信するまでにかかる時間を示します。
TTFBの評価基準は0.8秒未満が良好です。


PageSpeed insightでのスコアは、評価基準に対する数値評価と、そのページの改善すべき項目がどの程度あるのかを示したものです。

このレポートを理解すると、Webサイトを効果的に改善でき、スコアが向上するでしょう。

コンサルタント毛利
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レポートの指標を正しく理解することで、効果的な改善が可能になります!

Google Search Consoleとの連携で詳細分析

SEO対策を強化する基本ツールPageSpeed insightとGoogle Search Condoleを連携させれば、検索結果の露出を高められ、より多くのユーザーを引きつけられるでしょう。

Google Search Condoleでは、どのページがどのキーワードで表示されているかなど、検索パフォーマンスを確認します。

次に、PageSpeed insightで重要なページの読み込み速度を分析し、ユーザー体験が悪化している要因があれば特定してくれます。この2つの結果を元に、コンテンツの改善や技術的な修正を行いましょう。

改善提案の優先順位を決めるコツ

PageSpeed insightでの診断結果は、次のような項目として、改善点を詳しく提示します。

  • テキスト圧縮の有効化
  • サーバーの応答時間の短縮
  • ブラウザのキャッシュの活用
  • 画像の最適化
  • ソースコードの最適化
  • リンク先ページのリダイレクトを使用しない
  • フォント読み込みの高速化

さまざまな改善点が挙げられますが、対応できない提案も含まれています。どこから改善すれば良いか悩む方もいるでしょう。時間短縮や技術的に対応できるかを考え、改善する項目を選ぶことが大切です。

PageSpeed Insightsで提案された改善方法の実践例

PageSpeed Insightsで提案された改善方法の実践例

いろいろな改善点の例を挙げましたが、提案された改善方法の実践例を一部紹介します。

PageSpeed Insightsで提案された改善方法の実践例
  • 画像最適化の基本
  • 不要なJavaScriptやCSSの削除
  • キャッシュの活用で速度を向上させる
  • スコアに固執せず全体的な改善を意識する
  • 実装が困難な提案への柔軟な対応策

画像最適化の基本

データをダウンロードする時、データ量の大部分を占めるのは画像の場合が多いと考えられます。そのため、画像サイズの変更をすることで、データ量の減少が大幅に期待できるでしょう。

ブラウザでコンテンツをダウンロードし、画面に表示するまでの時間短縮にもなり、パフォーマンスの改善が期待できます。快適なネット環境では感じることができませんが、回線が細いモバイルの場合、画像の重さはユーザーに大きなストレスを与えてしまいます。

また、GIFとPNGは可逆圧縮の画像形式なので、圧縮することで見た目が変化することはありません。静止した画像の場合も同様に、PNGは容量を大幅に圧縮しても、品質は十分に維持できます。

不要なJavaScriptやCSSの削減

ページの中に、不要なJavaScriptやCSSがないか調べてみましょう。外部リソースに含まれるJavaScriptやCSSのコードを最適化するやり方で、PageSpeed insightの改善項目のひとつです。

ページに関係ないファイルがあると、読み込むのに時間がかかり、ユーザーのストレスにつながります。

ソースコードの知識がないとJavaScriptやCSSの削除はできないと思いがちですが、PageSpeed insighで確認し、WordPressのプラグインやコマンドラインツールを使用すれば、簡単に削除できます。

コンサルタント毛利
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不要なコードの削減は、ページの読み込み速度を劇的に改善する鍵です。

キャッシュの活用で速度を向上させる

キャッシュは、以前にブラウザが訪れたWebサイトのリソースを短期間保存する機能です。次回同じページにアクセスした際に、キャッシュされたリソースを使うため、サーバーからのリクエストを省きます。読み込み時間が短くなるので、ユーザーのストレスがなくなり、離脱を避けられます。

PageSpeed insightでこの項目が出てきた場合、代表的な理由としてファイルのキャッシュを許可する設定にしていないことが考えられるでしょう。

キャッシュの有効期限が短すぎる場合も、同じように表示されます。

スコアに固執せず全体的な改善を意識する

スコアが数字で見えると、つい数字に振り回されてしまいがちです。ここで気を付けたいのが、表示速度とスコアは必ずしも比例しているわけではないということです。

表示速度を追い求めすぎて、コンテンツやデザインをないがしろにしては良いサイトとはいえません。また、スコアは常に変動するし、測定は1ページ毎です。

それぞれデザインの違うページであれば、平均を探るために各ページを調べると良いでしょう。どのページにおいても、コンテンツやデザイン、速度が備わっているようにバランスをとる事が大切です。

コンサルタント毛利
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スコアは参考値。サイト全体のバランスを意識した改善が鍵です!

実装が困難な提案への柔軟な対応策

PageSpeed insightで画像の圧縮や、必要ないキャッシュの削除などは対応しやすい提案です。しかし、中には技術的に難しいものや、コストが高かったりする提案もあります。そんな場合に直面してしまった時の対応策として、優先順位をつけると良いでしょう。

できる提案や効果がある項目から対応し、改善を続け、こまめにPageSpeed insightで測定することが大切です。

スコアを上げるばかりに執着せず、ユーザー体験を優先し、長い目で自社の状況に合わせた修正をしていきましょう。

PageSpeed Insightsを活用した成功事例

PageSpeed Insightsを活用した成功事例

PageSpeed insightを活用することで、サイトのパフォーマンスを最適化した成功事例をご紹介します。

PageSpeed Insightsを活用した成功事例
  • 小規模サイトへの読み込み速度向上例
  • 大規模サイトの改善プロセスと結果

小規模サイトの読み込み速度向上例

PageSpeed insightを使い修正をしたことで、コンテンツを表示するまでの時間が、最終的に4.8秒から1.3秒まで短くなった結果を紹介します。3.5秒も短縮したので、体感でもしっかり感じられます。
改善した項目は、次の5つです。

  • レンダリングを防げるリソースの除外
  • 効率的な画像フォーマット
  • 過大なネットワークペイロードの回避
  • レイアウトが大きく変わらないようにする

引用:COOSY BLOG様

コンサルタント毛利
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実際の改善事例から学べる、効果的な速度向上のポイントです。

大規模サイトの改善プロセスと結果

こちらの会社は、PageSpeed insightを使って読み込み速度の改善に取り組みました。サイトスピードの相談を受ける事が多くなり、改善に向けて行った結果がこちらです。

  • 画像ファイルの遅延読み込み
  • 画像ファイルのWebP対応
  • YouTubeのiframe

これらを実施したことで、スコア測定がモバイルの場合38点から46点アップの84点に。パソコンの場合78点から22点アップの100点となっています。

引用:株式会社cma

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PageSpeed Insightsでサイトパフォーマンスを最大化まとめ

サイトを運営するうえで欠かせないのが、サイトパフォーマンスです。

検索順位を上げることや、ユーザー離脱率を避けるためにも、Googleが無料で提供するPageSpeed Insightsを積極的に活用しましょう。おもに、PageSpeed Insightsで提案される改善策はこちらです。

  • テキスト圧縮の有効化
  • サーバーの応答時間の短縮
  • ブラウザのキャッシュの活用
  • 画像の最適化
  • ソースコードの最適化
  • リンク先ページのリダイレクトを使用しない
  • フォント読み込みの高速化

スコアの数字ばかりにとらわれないよう気をつけながら、サイトの品質向上に役立ててください。