検索は「キーワードで探す」から、AIに「質問して答えを得る」時代へと変わり始めています。Googleが提供する「AIモード」は、従来の検索結果とは異なり、AIが複数の情報を整理・要約して回答を提示する新しい検索体験です。
「AIモードとは何?」「Geminiとの違いは?」といった疑問を持つWeb担当者やマーケターも多いのではないでしょうか。検索行動の変化は、Webサイトへの流入やコンテンツ戦略にも大きな影響を与え始めています。
この記事では、Google AIモードの概要や使い方かあらGeminiとの違いまでをわかりやすく解説します。

SEOコンサルタント
毛利浩一郎
もうりこういちろう
SEO歴5年。新規で立ち上げた通信系メディアをリリース1年で100万PVまでグロース ウォーターサーバーや美容系メディアなど対応業種は多岐にわたる。

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目次 非表示
- AIモードとは?Google検索の新機能をわかりやすく解説
- AIモードと「AIによる概要(AI Overviews)」・従来検索・Geminiとの違い
- AIモードの日本での提供状況と対応環境
- AIモードは無料で使える?有料プランとの違い
- AIモードの始め方・使い方
- AIモードの主な機能
- 【2026年最新】AIモードの最新アップデート総まとめ
- AIモードのメリット・デメリット
- AIモードが検索行動・クエリに与える影響
- AIモードのSEO・LLMOへの影響と対策
- 【本記事独自】流入頼みから「指名・サイテーション」へ|AIモード時代のコンテンツ戦略の転換
- AIモードに関するよくある質問
- まとめ|AIモード時代は「AIに選ばれるコンテンツ」がポイント
AIモードの基本を正しく理解するために、定義・仕組み・登場の背景から整理します。
AIモードの定義
AIモード(AI Mode)とは、Googleが2025年に導入した「生成AIが検索の意図を理解し、対話形式で包括的な回答を提供するGoogle検索の新しい検索モード」です。従来の検索結果(10ブルーリンク)とは異なり、Googleの最新AIモデル(Gemini)が質問の意図をくみ取り、複数の情報源を統合して自然言語で回答を生成します。
AIモードは独立した専用タブ「AIモード」として検索結果ページに表示され、ユーザーはそのタブをクリックすることでAIとの対話型検索に切り替えられます。回答の右側には情報源となったWebページへのリンクが表示されるため、詳細を確認したいページにアクセスすることも可能です。フォローアップ質問(対話の継続)もできるため、段階的に情報を深掘りする「会話型の検索体験」が実現しています。
AIモードの仕組み
AIモードを支える主な技術要素は以下の3つです。
・Geminiとの統合
・マルチモーダル検索
・クエリファンアウト
まず、Geminiとの統合では、Googleの生成AIモデル「Gemini」がユーザーの質問を解析し、検索インデックスの情報を組み合わせながら回答を作成します。2026年現在は「Gemini 3.5 Flash」が標準モデルとして採用されており、高速かつ精度の高い応答を実現しています。
次に、マルチモーダル検索では、テキストだけでなく画像やカメラ映像など、複数の入力方法に対応している点が特徴です。スマートフォンでは、カメラを利用したリアルタイム検索機能「Search Live」によって、目の前にあるものをその場で検索できます。
さらに、クエリファンアウトは、1つの質問を複数のサブ質問へ分解し、それぞれの情報を収集・統合する技術です。たとえば「この商品は初心者でも使えますか?」という質問であれば、使いやすさやサポート体制など複数の観点から情報を整理し、より網羅的な回答を提示します。
AIモードが登場した理由
AIモード登場の背景には、ユーザーの検索行動の質的変化があります。検索クエリの長文化・複雑化が進み、「2〜3語の短いキーワード」ではなく「○○を比較して最適なものを教えて」という長い自然言語での検索が増加しています。また「ChatGPT・Perplexity・Claudeなど対話型AIの普及」により、ユーザーが「検索エンジンに質問する」という行動様式が定着しつつあります。
Googleは「ユーザーが検索で求めているのは単なるリンク一覧ではなく、意図を理解した上での包括的な回答」というニーズに応えるためにAIモードを開発しました。特に「複数のWebページを読み比べなければ分からない比較・総合判断」「専門的な質問への深い回答」「段階的な深掘り」というユースケースで、従来の検索結果より大幅に優れた体験を提供することがAIモードの開発意図です。
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AIモードはよく混同される複数のGoogle機能と異なります。比較表で整理した上で個別に解説します。
| 比較項目 | AIモード(AI Mode) | AIによる概要(AI Overviews) | Gemini(独立アプリ・サービス) |
| 表示場所 | 検索結果の「AIモード」専用タブ | 通常の検索結果ページの上部 | gemini.google.com / Geminiアプリ |
| 起動方法 | ユーザーがAIモードタブをクリック | 検索結果と同時に自動表示 | 独立したサービスとして起動 |
| 対話(フォローアップ) | ◎ 対話継続可能 | △ 一部可能 | ◎ フルの対話型 |
| 出典表示 | ◎ 右側に出典リンク明示 | ○ インライン出典 | △ 限定的(検索統合時は明示) |
| 長文・深掘り | ◎ Deep Searchで対応(有料) | △ 要約に限定 | ◎ 長文生成・創作対応 |
| 最新情報への対応 | ◎ 検索データと統合(リアルタイム) | ◎ 検索データと統合 | △ 学習データ依存(Search連携時は対応) |
| 無料/有料 | 基本無料・Deep Searchは有料 | 無料 | 基本無料・ProはAI Pro契約 |
AIによる概要(旧SGE)との違い
「AIによる概要(AI Overviews)」は2024年にSGE(Search Generative Experience)から名称変更されたGoogleの機能で、通常の検索結果ページの上部に「AIが生成した要約回答」を自動で表示します。ユーザーが意識して操作しなくても検索と同時に表示されるのが特徴です。
AIモードとAI Overviewsの最大の違いは「専用タブによる能動的な切り替え(AIモード)か・通常検索の延長として自動表示(AI Overviews)か」という点です。AIモードはより深い対話・フォローアップ質問・複雑な調査に特化した専用環境として設計されており、AI Overviewsはあくまで通常検索の補完的な要約機能です。AI Overviewsから「AIモードで続ける」ボタンで対話を継続できる連携も実装されています。
従来のGoogle検索との違い
従来のGoogle検索は「ユーザーがキーワードを入力→Googleがランキングされたリンク一覧を返す」という構造でした。ユーザーは複数のリンクを開いて内容を読み比べ・自分で答えを組み立てる必要がありました。UIは「10件のブルーリンク」を基本とし、ユーザーはその中から自分で選択します。
AIモードでは「ユーザーが質問→AIが複数のソースを読んで・統合して・まとめた回答を提示」という構造に変わります。複数ページの読み比べが不要になり・段階的な質問で深掘りできる点がUXの質的な変化です。ただしデータソースは依然としてWebページであり、AIが各ページの内容を引用・統合して回答を生成するため「引用されるコンテンツの重要性」はむしろ高まっています。
AIモードとGeminiの違い
GeminiはGoogleが開発した大規模言語モデル(LLM)であり、同時に独立したAIアシスタントサービス(gemini.google.com・Geminiアプリ)の名前でもあります。AIモードとGeminiは同じGeminiモデルを基盤としていますが、用途と得意なことが異なります。
| AIモードが得意なこと | ・現在の情報を検索して回答する(最新ニュース・価格・レビュー) ・Webページを引用・出典付きで回答する ・検索の文脈での情報収集と整理 |
| Geminiが得意なこと | ・長文のコンテンツ生成・要約・翻訳・コーディング ・創作・アイデア出し・ブレインストーミング ・Google WorkspaceやGmailとの統合タスク |
使い分けの基本は、今起きていること・Webの最新情報を調べたい場合はAIモード、長文の作成・創作・深い思考が必要な場合はGeminiです。
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AIモードの日本での提供開始時期・対応端末・利用条件を整理します。
日本では2025年9月9日より日本語で提供開始
AIモードは2025年5月にGoogleがアメリカでまず提供を開始し、同年9月9日に日本語での提供が開始されました。日本での提供開始時点ではGeminiの独自カスタムバージョン(Gemini 2.5ベース)が採用されており、その後2025年11月のアップデートでGemini 3との統合が行われています。2026年5月のGoogle I/Oでは、デフォルトモデルがGemini 3.5 Flashに更新されたことが発表されました。
Googleは2026年現在、AIモードの提供を継続的に拡大しており、約200の国・98言語への展開が進んでいます。日本語でのAIモードは一般向けに利用可能な状態ですが、機能によっては英語版より後から提供されるものもあります。最新の提供状況はGoogle公式のSearch Labsページで確認することを推奨します。
対応端末
AIモードは複数の端末・ブラウザで利用できます。PCの場合はChrome・Safari・EdgeなどのモダンブラウザでGoogle検索(google.com)にアクセスすることで利用可能です。スマートフォン(AndroidおよびiOS)の場合は「モバイルブラウザのGoogle検索」または「Googleアプリ」でAIモードタブが表示されます。
Googleアプリ(Android・iOS)はSearch LiveやAIモードのモバイル機能をより充実した形で利用できるため、スマートフォンでAIモードを活用する場合はGoogleアプリの使用を推奨します。Search Liveのカメラ機能などの一部の機能はアプリ版でのみ利用可能です。
利用に必要な条件
AIモードの基本機能はGoogleアカウントにログインせずに利用可能です。しかし、フォローアップ質問の継続や利用履歴の保存など一部の機能はGoogleアカウントへのログインが必要または推奨されます。
Deep SearchやGemini 3 Proなどの高度な機能は有料のGoogle AI Proの契約が必要で、18歳以上の利用者向けの制限が設けられています。
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AIモードの無料・有料の区分を明確に整理します。
無料で使える基本機能の範囲
AIモードの基本機能は無料で利用できます。無料で使える主な機能は、以下のとおりです。
・AIモードタブでの対話型検索
・フォローアップ質問による会話の継続
・出典付きの回答表示
・マルチモーダル検索(画像のアップロード)
・Search Liveの基本機能(端末や地域によって異なる)
日常的な情報収集や疑問の解消などに使う場合は無料の基本機能で対応できます。
有料で使える機能
より高度な機能を利用するには「Google AI Pro(旧Google One AI プレミアム)」の契約が必要です。有料で使える主な機能は、以下のとおりです。
・Deep Search(数百のWebページを横断して調査し・引用付きの詳細レポートを生成する機能)
・Gemini 3 Pro・Ultra モデルへのアクセス
・Gemini Advanced機能(長文コンテキスト・高度な推論)
Google Workspaceとのより深い統合
Deep Searchは2026年現在でも最も注目される有料機能のひとつで、リサーチや調査が必要な複雑な質問に対して数分かけて包括的なレポートを生成します。コンサルタントやマーケターなど深いリサーチが必要なプロフェッショナルユースに特に有効です。
料金の目安
Google AI Proの料金は、2026年現在月額約2,900〜3,000円程度です。Google One の既存プランとの組み合わせや年払いによる割引が提供されている場合があります。
料金は変更される場合があるため、最新の料金は公式サイトでご確認ください。Googleが提供するAIサービスとのバンドルを考えると、AIをビジネスで本格活用する場合のコストパフォーマンスは高い水準です。
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AIモードを実際に使い始めるための手順を解説します。
AIモードへのアクセス手順
AIモードへのアクセス手順は以下の通りです。
①Google(google.com)で通常通り検索を実行します。
②検索結果ページの上部に「すべて・画像・ニュース・ショッピング」などのタブが並んでいますが、その中に「AIモード」タブが表示されます。
③「AIモード」タブをクリックするとAIモードの画面に切り替わり、同じ検索語でAIによる対話型回答が表示されます。
なお、AIモードが表示されない場合は、Search Labsで機能を有効化する必要があるケースがあります。Google検索画面右上のSearch Labs(フラスコマーク)から「AIモード」をオンにするか、利用状況を確認してください。利用環境やアカウントによっては、提供開始時期に差が生じる場合があります。
フォローアップ質問・出典リンクの使い方
AIモードの最も重要な機能のひとつが、フォローアップ質問(会話の継続)です。AIの回答を受け取った後に「もっと詳しく教えて」「具体的な事例は?」と続けて入力することで、前の会話のコンテキストを保持したまま深掘りが可能です。
出典リンクは回答の右側または回答内のインラインリンクとして表示されます。特定の情報の詳細を確認したい場合・一次情報を確認したい場合はこのリンクからWebページにアクセスできます。AIモードの回答は複数のページを統合したものであるため、出典を確認してファクトチェックする習慣が重要です。
画像・音声を使った検索
AIモードはテキスト以外の入力にも対応しています。
・画像のアップロード
・Search Live(音声・カメラリアルタイム)
画像のアップロードでは、検索バー横のカメラアイコンから写真を選択し、「この植物の名前は?」「このエラーメッセージの解決方法は?」といった質問が可能です。画像の内容をAIが解析し、関連する情報を提示します。
また、Search Liveでは、Googleアプリのカメラで映している映像をAIがリアルタイムで認識し、音声による質問にも対応します。「この料理の作り方を教えて」「この機械の操作方法は?」のように、目の前にあるものについて対話しながら情報を取得できる点が特徴です。
オン/オフの切り替え
AIモードは、Search Labsの設定画面からオン・オフを切り替えられます。Search Labsには、Google検索画面右上のフラスコアイコン(Search Labs)またはSearch Labsの公式ページからアクセス可能です。設定画面で「AIモード」の項目を見つけ、トグルをオフにすると、検索結果に表示されるAIモードタブは非表示になります。
AIモードが不要な場合や従来の検索体験に戻したい場合は、この設定を変更することで通常の検索結果のみを利用できます。ただし、AIモードをオフにしてもAI Overviewsは通常検索に表示される点には注意が必要です。AI OverviewsはAIモードとは別機能として提供されているため、それぞれ異なる仕組みで管理されています。
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AIモードに搭載された主要機能を一覧表で整理した上で個別に解説します。
| 機能名 | 概要 | 無料/有料 | 対応状況(日本・2026年) |
| 基本AIモード | 対話型のAI検索回答・フォローアップ質問 | 無料 | 利用可能 |
| Deep Search | 数百ページを横断した深い調査・レポート生成 | 有料(AI Pro) | 利用可能(18歳以上) |
| Search Live | カメラ・音声によるリアルタイム検索 | 無料(基本) | Googleアプリから利用可能 |
| AIショッピング | 商品比較・カート・購入手続きのAI支援 | 無料 | 段階的展開中 |
| パーソナルコンテキスト | Gmail・フォト等と連携して個人情報を参照 | オプトイン(任意) | 利用可能(設定が必要) |
| データ可視化 | 金融・統計クエリからチャート・グラフを生成 | 無料 | 一部未対応の場合あり |
| 情報エージェント(Antigravity) | バックグラウンドで継続的に情報収集 | 有料(AI Pro) | 展開中 |
Deep Search(深い調査・レポート生成)
Deep Searchは、数百のWebページを並行してクロール・分析し、引用付きの詳細なレポートを自動生成するAIモードの高度な機能です。通常のAIモードが数秒で回答を生成するのに対し、Deep Searchは数分かけて深い調査を行います。「○○業界の最新トレンドを調査して」「△△の競合を網羅的にまとめて」のような本格的な調査リサーチに適しています。
Google AI Pro(有料)の契約と18歳以上の年齢確認が必要です。生成されるレポートはGoogleドキュメントとして保存・共有できる機能も提供されています。
Search Live(カメラでリアルタイム検索)
Search Liveは、スマートフォンのカメラをリアルタイムで起動しながら、映っているものについて音声で質問できる機能です。
「今見ているこの植物は食べられますか?」「このエラーコードの意味と解決方法は?」のような使い方が可能です。Googleアプリ(Android・iOS)から利用できます。
エージェント機能・AIショッピング
AIモードのエージェント機能は「検索・比較・購入手続きまでをAIが代理で実行する」という方向に進化しています。AIショッピングでは「○○の条件に合う商品を探して比較して」という指示に対してAIが複数の商品を比較し・ユーザーの条件に合ったおすすめを提示します。
Universal Cart(ユニバーサルカート)は複数のショップをまたいで商品をカートに追加し・決済できる統合ショッピング機能として開発が進んでいます。
パーソナルコンテキスト
パーソナルコンテキスト機能を有効にすると、AIモードがGmail・Googleフォト・Googleカレンダーなどの個人データを参照した回答を提供できるようになります。
「先週のミーティングで話した○○の資料を探して」「来月の旅行の準備リストを作って」のような個人の文脈に合わせたサポートが実現します。
この機能の利用はユーザーの明示的な許可(オプトイン)が必要で、Googleアカウントの設定から制御可能です。
データからチャート・グラフを生成
AIモードは金融・統計・マーケットデータに関する質問に対して、テキスト回答だけでなく「折れ線グラフ・棒グラフ・表」などのビジュアルを自動生成して表示できます。
たとえば、「○○株の過去1年の株価推移を見せて」や「日本の人口動態の変化をグラフで示して」といった質問では、インタラクティブなチャートを用いてデータを視覚的に確認可能です。ただし、2026年時点では日本語環境で利用できる機能に一部制限があり、対応していないクエリも存在します。
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2025年後半から2026年6月にかけてのAIモードの主要アップデートを年表形式で整理します。競合記事の多くが古い情報のままであるため、本セクションで最新の状況を網羅します。
| 時期 | 主なアップデート内容 |
| 2025年5月 | アメリカでAIモード(AI Mode)が一般提供開始 |
| 2025年9月9日 | 日本語でのAIモード提供開始(Gemini 2.5カスタム版) |
| 2025年11月 | Gemini 3モデルへの統合・Deep Search機能の強化 |
| 2026年5月(Google I/O) | デフォルトモデルがGemini 3.5 Flashに更新・情報エージェント(Antigravity)発表 |
| 2026年5〜6月 | 約200の国・98言語への展開拡大・パーソナルインテリジェンス機能の提供開始 |
| 2026年6月(現在) | AIショッピングの段階的拡大・Search Liveの対応端末・機能拡充 |
デフォルトモデルがGemini 3.5 Flashへ
2026年5月のGoogle I/Oで最も注目された発表のひとつが、「AIモードのデフォルトモデルがGemini 3.5 Flashに更新される」というアナウンスです。Gemini 3.5 FlashはGemini 3より高速かつ効率的なモデルで、AIモードの応答速度と回答品質の両方が改善されています。有料のAI Proユーザーはより高度なGemini 3 ProやUltraモデルへのアクセスも引き続き可能です。
このアップデートにより、複雑なフォローアップ質問への対応精度や画像などを含むマルチモーダル入力の処理性能も向上しました。ユーザーにとっては回答の自然さや正確性が高まり、調査や比較検討といった高度な検索シーンでAIモードを活用する機会がさらに増えています。
情報エージェント・生成型UI
Google I/O 2026で発表された「情報エージェント(Antigravity)」は、AIがバックグラウンドで継続的に情報を収集し・ユーザーが設定したトピックの最新情報を定期的に届けるという機能です。「○○業界のニュースを毎日まとめて通知して」「競合の新製品情報を追い続けて」という使い方が想定されています。
「生成型UI」という概念も発表されており、検索結果ページ自体がユーザーの目的に合わせて動的にレイアウト・コンポーネントが生成されるという方向性が示されています。
これは「固定のWebページを表示する」という従来のWeb体験から「AIがその場で最適なUIを生成する」という体験への転換を示唆しており、長期的にWebサイトのあり方に影響を与える可能性があります。
パーソナルインテリジェンスの拡大
2026年5〜6月にかけてパーソナルインテリジェンス機能の提供が拡大しています。この機能では、GmailやGoogleフォトなど、ユーザーが利用を許可したGoogleサービスの情報を参照し、一人ひとりに合わせた回答を生成可能です。
対応言語・地域も約200ヶ国・98言語に拡大し、日本語でのパーソナルコンテキスト機能も利用可能になっています。
プライバシー設定の透明性向上とオプトイン形式での提供が継続されており、ユーザーはどの個人データをAIが参照するかを細かく制御可能です。
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AIモードのメリットとデメリットを両面から整理します。
メリット
AIモードには、主に以下のメリットがあります。
・複雑な質問にも包括的に回答できる
・出典リンクから詳細情報を確認できる
・自然な文章で検索しやすい
AIモードでは、複数のWebページを比較しなければ分からない内容や、専門的なテーマについても、AIが情報を整理したうえで包括的な回答を提示します。そのため、情報収集の手間を大幅に削減可能です。
また、回答には出典となるWebサイトへのリンクが表示されるため、詳しい情報を確認したい場合は元のページへアクセスできます。AIに引用されることで、質の高いユーザー流入につながるケースも期待できます。
さらに、検索時には短いキーワードだけでなく、「○○について詳しく教えて」のような自然な文章で質問できます。検索方法の自由度が高まり、目的に合った情報へたどり着きやすくなる点もAIモードのメリットです。
デメリット・リスク
AIモードには多くのメリットがある一方で、事前に理解しておきたい注意点もあります。主なデメリット・リスクは以下のとおりです。
・ゼロクリック検索の増加
・情報の正確性に注意が必要
・個人情報・プライバシーへの配慮
AIモードでは、AIが複数のWebページを要約して回答を提示するため、ユーザーがサイトへアクセスせずに情報を得る「ゼロクリック検索」が増える可能性があります。その結果、オウンドメディアではオーガニック検索からの流入減少が課題となる場合があります。
また、AIは複数の情報を統合して回答を生成しますが、誤った内容(ハルシネーション)を含むこともあります。特に、最新ニュースや専門的な情報、数値データを利用する際は、引用元や一次情報を確認することが重要です。
さらに、パーソナルコンテキスト機能を利用する場合は、GmailやGoogleフォトなどのデータがAIの回答に活用されることがあります。安心して利用するためにも、どの情報へのアクセスを許可するかを設定画面で確認し、必要に応じて見直しましょう。
安全に使うための注意点
AIモードを活用する際は、特に以下の点に注意しましょう。
・医療・法律・金融分野は専門家へ相談する
・数値や統計データは一次情報を確認する
・最新情報は公開日や更新日を確認する
AIモードが生成する回答は便利ですが、すべての内容が正確であるとは限りません。特に医療・法律・金融など、判断を誤ると大きな影響が生じる分野では、専門家へ相談することが重要です。
また、AIが提示する数値や統計データを利用する際は、引用元や出典リンクを確認し、一次情報と照らし合わせることをおすすめします。情報の鮮度にも注意が必要です。最新の制度や市場動向を調べる場合は、「2026年現在」のように時期を指定して検索するとともに、公式サイトや公的機関などの最新情報を確認しましょう。
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AIモードの普及がユーザーの検索行動にどのような変化をもたらすかを解説します。Web担当者・マーケターとして把握しておくべき変化です。
比較系・ローカル系・BtoB系クエリの変化
AIモードの影響が大きい検索クエリは、主に以下の3種類です。
・比較系クエリ
・ローカル系クエリ
・BtoB系クエリ
比較系クエリでは、「○○と△△はどちらがおすすめ?」のような検索に対し、AIが複数の製品やサービスを比較表や一覧形式で整理して提示します。そのため、ユーザーが比較記事を個別に閲覧する機会は減少する可能性があり、比較コンテンツを中心に集客しているメディアやECサイトは影響を受けやすくなります。
ローカル系クエリでは、「近くの○○」「渋谷 美容院」といった検索に対し、AIがGoogleビジネスプロフィールや地図情報を組み合わせて最適な候補を提示します。地域ビジネスでは、問い合わせや来店までの流れが変化することも想定されます。
また、BtoB系クエリでは、Deep Searchを活用した詳細なリサーチがAIモード上で完結するケースが増えています。その結果、業界情報や技術解説などの情報収集型オウンドメディアは、流入への影響を受ける可能性があります。
対話型・パーソナライズ・マルチモーダル化
AIモードの普及により、検索行動には次のような変化が起きています。
・対話型の検索が増える
・パーソナライズ化が進む
・マルチモーダル検索が広がる
AIモードでは、一度の検索で情報収集を終えるのではなく、フォローアップの質問を重ねながら内容を深掘りする対話型の利用が一般的になりつつあります。また、パーソナルコンテキスト機能の普及により、同じキーワードでもユーザーごとに異なる回答が表示されるなど、検索結果の個別最適化も進んでいます。
さらに、テキスト入力だけでなく、画像や音声、カメラを活用したマルチモーダル検索の利用も拡大しています。こうした変化により、従来のキーワード中心のSEOだけでは十分に対応できなくなりつつあります。AIに理解・引用されやすいコンテンツ設計や、多様な検索方法を意識した情報発信がこれまで以上に重要です。
自社・ブランド名の認知(指名検索)の重要性
AIモード時代のコンテンツマーケティングでは、特に以下の点が重要になります。
・指名検索の重要性が高まる
・ブランド想起を強化する
・コンテンツの役割を見直す
AIモードの普及により、AIが複数の情報を統合・要約して回答する機会が増えています。そのため、ユーザーは「知らないサイトの記事」を探すよりも、「知っているブランドのサイトを直接見たい」と考えるケースが増えると予想されています。
こうした変化に対応するには、「この分野といえば○○」と想起されるブランドポジションを確立することが重要です。今後は、検索流入だけを目的とするのではなく、ブランド認知を高めて指名検索を増やす視点を取り入れる必要があります。コンテンツマーケティングの役割も、フロー型の流入獲得から、ストック型のブランド資産を積み上げる施策へと変化しています。
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Webサイトの運営者・マーケターが最も気になる「AIモードのSEOへの影響と対策」を解説します。
AIモードがSEOに与える影響
AIモードのSEOへの影響は、「ゼロクリック検索の増加」と「引用トラフィックの発生」という点に現れます。
AIモードやAI Overviewsでは、AIが検索結果上で回答を提示するため、ユーザーがWebサイトを訪問せずに疑問を解決する「ゼロクリック検索」が増えています。特に、定義や概要、簡単な事実を扱う情報収集型コンテンツは、その影響を受けやすい傾向があります。
一方で、AIモードが回答の根拠として特定のWebサイトを引用した場合は、そのリンクからアクセスするユーザーも生まれます。AIに引用されるサイトは、高品質な情報源として認識されやすく、ブランドの信頼性や権威性の向上にもつながります。そのため、AI時代のSEOでは、ゼロクリックによる流入減少を抑えながら、AIに引用される機会を増やすコンテンツ設計が重要です。。
AIに引用されやすいコンテンツの作り
AIモード・AI Overviewsに引用されやすいコンテンツには、いくつかの共通した特徴があります。主なポイントは以下のとおりです。
・構造化された情報を掲載する
・FAQ形式で疑問と回答を整理する
・要約ブロックを設ける
・E-E-A-Tを高める
AIモードやAI Overviewsでは、AIが情報を抽出しやすい構成のコンテンツが引用されやすい傾向があります。たとえば、「○○とは〜です」と定義を明確に示した文章や、箇条書き、表、番号付きリストなどを活用すると、情報を整理しやすくなります。
また、「よくある質問」と回答をQ&A形式でまとめることも有効です。FAQページを用意し、FAQスキーマを実装することで、AIが内容を理解しやすくなります。さらに、記事や各セクションの冒頭に2〜3行程度の要約を設けると、重要なポイントが抽出されやすくなります。
加えて、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を高めることも欠かせません。一次情報や信頼できる出典を明示したコンテンツは、AIから引用される情報源として評価されやすくなります。
自社サイトへの導線設計
AIモードに引用された後「ユーザーを自社サイトに誘導してコンバージョンにつなげる」という導線設計も重要です。
AIの回答で情報が完結しても「詳細事例はこちら」「無料相談はこちら」というCTAが記事内に設置されていることで、AIの出典リンクからサイトに来たユーザーの次の行動を促せます。
また「記事の冒頭で結論を提供しつつ・詳細は記事内でのみ得られる」という設計も、AIの引用による流入と自社サイトへの誘導を両立させます。
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AIモードの普及はオウンドメディア運用の前提を変えつつあります。WINDOMが2,000本超の制作・運用経験から導き出した戦略転換の方向性を解説します。
なぜ「流入前提」の戦略が通用しなくなるのか
これまでのオウンドメディア戦略の多くは「SEOでオーガニック流入を獲得→流入したユーザーをコンバージョンにつなげる」という「流入前提モデル」でした。しかし、AIモード・AI Overviewsの普及により「情報はAIが要約してくれるのでWebページを訪問しない」というゼロクリック行動が増加しています。
Google Search Consoleのデータを見ると、一部の情報収集型キーワードでは表示回数が維持されているにも関わらずクリック数が下落するという現象が2025年後半から増加しています。
「流入が来てから関係を築く」という後追い型の戦略から、「Googleに検索する前にブランドを知っている状態を作る」という先手型の戦略への転換が重要です。AIモード時代のオウンドメディアの役割は「流入の入口」から「ブランドの信頼性・権威性を示す根拠地(AIに引用される情報源)」へと変化しています。
指名検索・サイテーションを生むコンテンツ設計
AIモード時代のコンテンツ戦略で重要なのは「この分野のことを調べるときに自社のコンテンツが想起される・引用されるポジションを作ること」です。そのためのコンテンツ設計原則を3つ整理します。
①独自データ・一次情報の積極公開:「自社しか持っていないデータ・知見・事例」を記事に盛り込むことで「AIに引用される唯一の情報源」になれます。
②「○○といえばWINDOM」というポジショニングコンテンツ:特定のテーマで「この会社は詳しい・信頼できる」という認識を形成する深いコンテンツの継続発信。
③AIが参照しやすい形式への最適化:前述のLLMOチェックリストに沿った構造化・FAQ・定義文の整備。
オウンドメディアの作り替え方
既存のオウンドメディアをAIモード時代に対応させるための優先順位を整理します。
①短期(1〜3ヶ月):主要記事へのFAQ追加・要約ブロック設置・著者情報の整備。AIに引用されやすい形式への最適化を記事から順次実施します。
②中期(3〜12ヶ月):一次情報コンテンツの強化(独自調査・インタビュー・事例の記事化)・テーマ別のピラーページ設計・構造化データの実装。
③長期(12ヶ月以上):ブランド認知・指名検索を増やすためのSNS連携・PR・業界への露出強化・メルマガ・コミュニティを通じた「AIを介さない直接的なオーディエンスの構築」。
最も重要なのは「AIを通して発見される情報源になること」と「AIを経由せずに直接来訪するファン・顧客を持つこと」の両方に投資することです。どちらか一方では不安定な集客基盤にしかなりません。
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ここでは、AIモードに関するよくある質問に回答していきます。
AIモードはいつから日本で使える?
日本でのAIモードは2025年9月9日から日本語での提供が開始されました。2026年6月現在は一般ユーザーが利用可能な状態です。最初はSearch Labsでの有効化が必要でしたが、段階的に標準提供へ移行しています。
最新の提供状況はGoogle公式のSearch Labsページでご確認ください。
AIモードは無料で使える?
対話型検索やフォローアップ質問などの基本的なAIモードの機能は無料で利用できます。ただし、Deep Search(大規模調査機能)や高度なエージェント機能などはGoogle AI Proの契約が必要です。
日常的な情報収集であれば無料範囲で十分に活用できます。
従来の検索結果は完全になくなる?
現在のところ従来の検索結果(リンク一覧)は廃止されていません。AIモードは「専用タブで利用する選択肢」として提供されており、通常の検索タブを選択すれば従来のリンク一覧が表示されます。
Googleは「AIモードと従来検索を並存させる」という方針を示しており、完全な置き換えではなく使い分けが前提です。ただし、AI Overviewsが通常検索ページの上部に表示されるなど「AIが前面に出てくる変化」は進んでいます。
将来的な方向性については引き続き動向を注視することを推奨します。
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AIモードはGoogle検索を「探す」から「訊く」へと変化させる転換点です。従来のSEOの前提が変わりつつある今、「AIに引用される高品質なコンテンツ」と「AIを経由せずに来訪する指名・サイテーションの積み上げ」という2つの方向への投資が、AIモード時代のオウンドメディア戦略の核心です。
「AIモード時代のSEO・LLMOに対応したオウンドメディアを構築したい」「AIに引用されるコンテンツ戦略の設計を相談したい」という場合は、WINDOMへのご相談をご活用ください。AI検索時代のコンテンツマーケティング支援を提供します。
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