「外注しているSEO対策を内製化したい」「インハウスSEOを行うために必要な予算やリソースは?」SEOの内製化を検討あいている企業の中には、このような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
結論、SEOの内製化を成功させるためには、リソース確保+社内理解が重要です。
この記事では、SEO歴5年のコンサルタント毛利監修の元、SEO内製化のメリットや必要リソースを詳しく解説します。
SEOコンサルタント
毛利浩一郎
もうりこういちろう
SEO歴5年。新規で立ち上げた通信系メディアをリリース1年で100万PVまでグロース ウォーターサーバーや美容系メディアなど対応業種は多岐にわたる。
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インハウス(内製化)SEOとは
インハウス(内製化)SEOとは、企業がSEO(検索エンジン最適化)の施策を外部の専門家やエージェントに依頼せず、社内のリソースを活用して実施することを指します。
具体的には、社内のスタッフが検索エンジンのアルゴリズムに基づき、ウェブサイトのコンテンツや技術的な側面を最適化して、検索エンジンの検索結果で上位に表示されるようにする取り組みです。
SEOの完全内製化を目指す企業もあれば、ライティングや実装のみを外部に委託する一部内製化などのケースも存在します。
SEOをどこまで内製化するかは、企業のリソースや実現したいことによって異なります。
SEO対策を内製化するメリット
ここからは、SEOを内製化するメリットを紹介します。
SEO対策のコスト削減につながる
SEOを内製化することで、外部のコンサルティング会社や外注先に支払う費用を削減できます。
外部委託の場合、月々の契約料やプロジェクトごとの追加費用が発生しますが、内製化することでこれらのコストを抑え、自社リソースで効果的に対応することが可能です。
初期投資としての教育やツールの導入費用はかかるものの、長期的にはコスト削減につながるでしょう。
SEOを外注する場合、コンサルティングであれば月額30万円~が相場となります。内製化をできたら、最低でもそれ以上の金額を削減できることに繋がるでしょう。
自社にSEOのノウハウを蓄積できる
内製化することで、自社にSEOのノウハウを蓄積することができます。
SEOのノウハウは長期的な資産となり、今後のマーケティング活動全般において大きな強みとなります。
社員がSEOの知識を持つことで、迅速な対応や自社特有の戦略を立案する能力が向上し、競合他社との差別化を図ることが可能です。
また、内部のチームが定期的にSEOトレンドや検索エンジンのアルゴリズムの変化に対応できるようになるため、持続的な効果を期待することができます。
SEO対策を内製化するデメリット
SEOを内製化するには、メリットだけではなくデメリットも存在します。
SEOに精通した人材の確保が必要
SEO対策を内製化するためには、SEOに精通した人材を確保する必要があります。
SEOの専門知識と経験を持つスタッフを採用することは容易ではなく、場合によっては高い報酬が必要です。
また、既存のスタッフにSEOの教育を行うためのリソースも必要であり、短期間でスキルを身につけることは難しいかもしれません。
SEOは片手間で成果を出すことは難しいです。SEOを内製化する場合、SEO専任者かSEO専任の部署を創る必要があるでしょう。
内製化できるまでに一定の時間とコストが必要
SEO対策を内製化するには、初期段階で教育やツールの導入、戦略の立案などに多くの時間とコストを費やす必要があります。
これらの投資が成果を出すまでには一定の期間が必要であり、その間に期待した効果が得られないことも考えられます。また、社内での試行錯誤や学習期間を通じて、効果的なSEO対策を確立するまでに時間がかかる場合があります。
対策の方向性が間違っている恐れがある
SEO対策を内製化することで、外部の専門家からの客観的な視点や最新のトレンド情報を得る機会が減ることがあります。
そのため、社内の判断が誤った方向に進んでしまうリスクがあります。
また、経験不足や知識の限界から、効果的な施策を見逃したり、検索エンジンのアルゴリズム変更に迅速に対応できないこともあります。誤ったSEO戦略は、検索順位の低下やトラフィックの減少など、逆効果をもたらす可能性があります。
上記のデメリットを解決するためには、SEOコンサルティング会社と顧問契約をするという選択肢もあります。SEOはすぐにトレンドが変わるため、最新の情報をキャッチアップすることが成功への鍵です。
インハウスSEOに向いている企業の特徴
SEOの内製化には、向いている企業の特徴があります。下記の特徴に当てはまっている企業は、SEOの内製化に向いているといえるでしょう。
- SEOに対する社内理解が得られている
- SEOに精通した人材が確保できている
SEOに対する社内理解が得られている
SEOの内製化を成功させるためには、企業全体でSEOの重要性とその基本的な概念についての理解が不可欠です。
経営層から現場まで、SEOの取り組みが企業の成長にどう寄与するかを理解し、協力体制を築くことが求められます。
SEOの社内理解がないと「それって本当に効果が出るの?」など、内製化を進められにくくなります。
SEOを内製化する際は、まず社内理解を得るところから進めることが大切です。
SEOに精通した人材が確保できている
SEOの専門知識を持つ人材が社内にいることも重要です。内部でSEO戦略を策定し実行するためには、最新のSEOトレンドや技術に詳しい人材が必要です。
こうした人材は、検索エンジンのアルゴリズムの変化に迅速に対応し、継続的にサイトの最適化を行うことができます。
SEO内製化は片手間で成功させるのは難しいです。そのため、SEO担当者やSEOチームの確保が必須となります。
SEO内製化で発生する業務
SEOの内製化で発生する業務は、主に下記が挙げられます。
- オンページSEO
- オフページSEO
- テクニカルSEO(内部SEO)
オンページSEO
オンページSEOは、ウェブサイト内の要素を最適化することに焦点を当てた手法です。具体的な業務は以下の通りです。
- キーワード戦略
- コンテンツ最適化、制作
- ユーザー体験(UX)の向上
- 内部リンク最適化
オンページSEOは「ユーザー見える部分のSEO」です。コンテンツの制作や最適化、使いやすいサイト作りなどが挙げられます。
オフページSEO
オフページSEOは、ウェブサイト外部の要素を活用してサイトの評価を高める手法です。具体的な業務は以下の通りです。
- バッグリンクの獲得
- ソーシャルメディアの活用
- オンラインコミュニティの参加
オフページSEOの主な業務は、被リンクの獲得です。
SEOを成功させる上で大切なのがドメインパワーの高さです。ドメインパワーとは、特定のドメイン(ウェブサイト)の検索エンジンにおける評価や信頼度を示す指標の一つ。
主にバックリンクの質と量が重要な指標になるため、被リンクの獲得がオフページSEOの重要な業務といえます。
テクニカルSEO(内部SEO)
.テクニカルSEOは、ウェブサイトの技術的な側面を最適化することに重点を置いた手法です。具体的な業務は以下の通りです。
- サイト構造の最適化
- ページ速度の改善
- モバイルフレンドリー対応
- セキュリティの強化
- クロールとインデックスの最適化
などが挙げられます。
テクニカルSEOは開発が必要な場合も多いため、プログラミングの知識が求められることもあります。
SEO内製化までの道のり
SEOの内製化までの道のりは下記のとおりです。
- SEOの目標設定(0.5ヶ月)
- 社内体制の整備(0.5ヶ月)
- 社内研修、教育の実施(3ヶ月)
- SEOツールの導入(0.5ヶ月)
- SEO戦略の策定(0.5ヶ月)
- 実行とモニタリング(1ヶ月)
- 継続的な改善
SEO内製化までの大まかな道のりは、上記の流れと期間で行います。
SEO内製化までの期間は、社内体制や担当者の解像度によっても大きく異なります。
SEO内製化ならSEOコンサルティング会社への依頼がおすすめ
SEOの内製化を自社で完結させるのは難しいです。自社にSEOの専門家がいれば実現可能ですが、そうでない場合はSEOコンサルティング会社に内製化支援を依頼したほうが良いでしょう。
ノウハウのない状態でSEOを内製化すると、間違った対策を行ってしまったり、内製化できずに終わってしまったりするケースがあるからです。
そのため、プロのアドバイスをもらいつつ内製化することで、内製化までの費用や期間を抑えることができます。
「SEO内製化を目指しているが、予算がそこまで取れない」このようなお悩みを抱えている方は、ぜひWINDOM株式会社までご相談くださいませ。
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SEO内製化でよくある質問
最後に、SEOの内製化でよくある疑問や質問にお答えします。
SEO内製化を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
SEO対策を内製化するにはどれくらいの時間が必要ですか?
SEOの内製化には、最低でも半年~1年程度は必要です。
自社のリソースや担当者のレベルによっても大きく変わります。
ツールを利用すればSEO対策を内製化できますか?
ツールの利用だけでSEOの内製化は不可能です。
ツールを使い、正しいSEOを実施するためにはSEOの基礎知識が必要となります。そのため、SEO経験のない方がツールを使ってすぐにSEOができるようになる訳ではありません。
「正しいSEOのノウハウ×ツール」があり、大きな成果を挙げられるでしょう。
まとめ
SEOの内製化には、社内リソースとSEOに対する社内理解が必要不可欠です。
SEOを内製化することで、これまで掛けていた外注費がかからなくなり、自社にノウハウが貯まるなどのメリットがあります。
SEOの内製化を検討している方は、ぜひこの記事を参考にSEO内製化を成功に導きましょう。