【導入事例】地域密着工務店のオウンドメディア運用代行|資料請求2.2倍・CVR1.7pt向上・イベント来場60%増を実現

※トラフィック数は施策開始当初の2023年3月と施策開始後の2026年3月の比較
家づくりは人生で最も大きな買い物のひとつです。検討期間が長く、施工品質・費用・アフターフォローなど多くの不安を抱えながら情報収集するユーザーに対し、「この会社なら安心して任せられる」という信頼をWebで築けるかどうかが、資料請求・来場予約への転換を左右します。
本事例では、更新停滞によるSEO評価の低下と、資料請求・来場への転換率低迷を課題としていた地域密着工務店のスタッフブログに対し、施工事例・費用解説コンテンツの連載化・内部リンク整備・構造化データ最適化を組み合わせたオウンドメディア運用代行を実施。
資料請求2.2倍・CVR+1.7pt・イベント来場+60%・直帰率15%改善・再来訪率+30%を達成したプロジェクトをご紹介します。
担当:安藤大貴
地域密着型住宅会社・工務店のオウンドメディア運用を専門とし、施工事例・費用解説コンテンツの設計からSEO・CRO施策まで一気通貫で担当。検討期間の長い住宅購入ユーザーへの継続的な情報提供と、資料請求・来場予約への転換導線設計を得意とする。
| 項目 | 内容 |
| クライアント | ・非公開 |
| 業種/業界 | ・家づくり・注文住宅・地域密着工務店(BtoC) |
| 提供サービス | ・オウンドメディア運用代行(Web戦略設計・キーワード選定・SEO・記事制作/更新・CRO施策・レポーティング) |
| 目的 | ・スタッフブログの更新停滞の解消、資料請求・来場予約への転換率向上、施工品質・費用情報の不安解消 |
| 施策内容 | ・施工事例・間取り解説・費用解説コンテンツの連載化 ・記事→資料請求LP/イベント告知への内部リンク整備 ・構造化データ・FAQスニペット最適化 |
導入前の課題
本事例のクライアント様は、地域に根ざした施工実績と顧客からの信頼を持つ工務店でしたが、Webからの資料請求・来場予約の獲得において複数の課題が重なっていました。
最大の課題は、スタッフブログの更新が停滞していたことです。以前は定期的に記事を公開していたものの、業務繁忙により更新頻度が落ち、Googleの評価が下がって検索順位が低下していました。地域名×家づくりのキーワードで上位表示できているページが減り、自然検索からの流入が細っていました。
次に、資料請求や来場予約への導線が弱い点です。記事を読んでいても「次のアクションとして何をすればよいか」がページ内で明示されておらず、読み終えてそのまま離脱するユーザーが多く発生していました。情報収集は自社サイトで行いながら、問い合わせは競合他社に流れる構造になっていました。
また、施工品質や費用に関する根拠情報が不足していました。「どのくらいの費用感か」「施工事例ではどんな家が建てられているか」「間取りの考え方はどう相談できるか」といった、比較検討段階のユーザーが最も知りたい情報がコンテンツとして整備されていなかったため、他社と比較される段階で離脱を招いていました。
実施した施策
本プロジェクトでは「記事で不安を解消し、資料請求・来場につながる流れを定型化する」ことを軸に、コンテンツの連載設計・内部導線の整備・検索評価の最適化を優先順位をつけて進めました。
施工事例・間取り解説・費用の考え方コンテンツの連載化
比較検討段階のユーザーが最も求めるのは「実際にどんな家が建てられたか」「費用はどう考えればよいか」という具体的な情報です。単発の記事を量産するのではなく、テーマ別に連載として設計することで、ユーザーが回遊しながら不安を解消できるコンテンツ群を整備しました。
- 完成した施工事例を「外観・内装・間取り・費用帯・施主のこだわり」を一セットで紹介する連載フォーマットに統一し、月次で定期公開
- 「平屋 間取り 30坪 家族構成別」「吹き抜けリビング 後悔しないポイント」など間取りをテーマにした解説記事を連載化
- 「注文住宅 費用 内訳」「坪単価 計算 目安」など費用の考え方を体系的に解説するコンテンツを整備し、「費用が分からないから問い合わせをためらう」という心理的ハードルを解消
- 記事の更新を月次スケジュールに組み込み、更新が停滞しない運用体制を確立
記事から資料請求LP・イベント告知への内部リンク整備
コンテンツを読み終えたユーザーが次のアクションに自然に進めるよう、記事ページ内の導線を全面的に整備しました。情報収集から資料請求・来場予約という流れをサイト内で完結させる設計にすることで、他社への流出を防ぎました。
- 施工事例記事の末尾に「この事例の資料を見る」「同様のプランを相談する」というCTAを設置し、事例閲覧から資料請求への遷移を最短化
- 費用解説記事から「費用シミュレーション相談会」「資金計画セミナー」などのイベント告知ページへの内部リンクを整備
- 間取り解説記事から「間取り相談会」「モデルハウス見学会」への参加申込みページへのリンクを設置し、来場予約への導線を強化
- ファーストビューのCTAと記事末尾のCTAを統一し、「資料請求」「イベント参加」「相談予約」の3種を目的別に使い分けられる設計に整備
構造化データとFAQによるスニペット最適化
地域名×家づくりの検索で競合に埋もれないよう、検索結果でのリッチスニペット表示を獲得することを目指しました。クリック率を高めることで、広告費をかけずに流入を増やす土台を作りました。
- 施工事例ページにFAQスキーマを実装し、「どんな間取りが多いか」「費用はいくらからか」などの疑問を検索結果上で直接表示
- 「注文住宅 〇〇市 おすすめ工務店」「家づくり 費用 〇〇県」などの地域×テーマKWでのスニペット取得を狙ったコンテンツ構成に最適化
- パンくずリスト・Article・LocalBusinessの構造化データを全ページに適用し、Googleへのコンテンツ内容の伝達精度を向上
- タイトルタグ・見出し・メタディスクリプションを検索意図に合わせて全ページ見直し、クリック率の改善を図る
効果
- 資料請求数:2.2倍(施工事例・費用コンテンツ整備と資料請求CTAの最適化による)
- CVR(資料請求・来場予約転換率):+1.7pt(内部導線整備とCTA統一の効果)
- イベント来場数:+60%(記事からイベント告知への内部リンク整備と連載継続による)
- 直帰率:15%改善(回遊導線の整備と施工事例コンテンツ充実による滞在時間の向上)
- 再来訪率:+30%(連載の定期更新により「また読みに来る」ユーザーが増加)
資料請求・来場・再来訪という3つの指標が同時に改善できた点が今回の施策の特徴です。施工事例や費用解説の連載が「一度読んで終わり」ではなく「次の更新を待って再訪する」というユーザー行動を生み出し、検討期間を通じて温度感を保ったまま来場・商談につながる流れが定型化しました。
プロジェクトの進行で良かったところ・担当者の視点
今回のプロジェクトで最も重要だったのは、「連載フォーマットの統一」です。施工事例を外観・内装・間取り・費用帯・施主のこだわりという一定のフォーマットで揃えることで、ユーザーが複数事例を比較しやすくなり、回遊率と滞在時間が改善しました。単発の記事を量産するより、フォーマットを統一した連載の方が読者の習慣的な再訪問につながりやすいという知見は、住宅会社のコンテンツ設計全般に応用できます。
内部リンクの整備は地味な施策ですが、CVRへの影響は大きかったです。記事を読み終えたユーザーが「次に何をすればよいか」を迷わないよう、各記事の末尾に目的別CTAを統一配置したことが、資料請求・来場予約への遷移率向上に直結しました。コンテンツの質だけでなく、読んだ後の導線設計が転換率を決めるという点は、住宅業界に限らずオウンドメディア全般の重要原則です。
構造化データの実装は、検索順位の向上と直接つながるわけではありませんが、リッチスニペット表示によるクリック率の改善が流入増加に貢献しました。費用帯や施工エリアがスニペットに表示されることで、サイトに来る前に「自分に合いそうか」を判断できるユーザーが増え、流入の質(来場意欲の高さ)も向上しました。
本事例を経験して:地域密着工務店・住宅会社のWebに課題をお持ちの方へ

地域密着工務店のWebコンテンツは「施工実績の見せ方」と「費用への不安の解消」が転換率を左右します。施工事例・間取り解説・費用解説をフォーマット化して連載することで、更新が継続しやすくなり、SEO評価と資料請求の両方が改善します。
「ブログを更新する時間が取れない」「サイトに来ているのに資料請求に結びつかない」「イベントへの来場を増やしたい」といったお悩みをお持ちの住宅会社・工務店の方は、ぜひ一度ご相談ください。