【導入事例】介護施設・老人ホーム検索サイトのオウンドメディア運用代行|問い合わせ90%増・直帰率20%改善・四半期ROI135%達成

※施策開始前の2021年7月〜施策進行中の2023年7月のトラフィックを比較
介護施設・老人ホームの入居先を探すユーザーは、エリア・費用・施設種別・空室状況など多くの条件を短時間で比較しなければならない、情報負荷の高い意思決定を迫られています。このユーザーの「比較したい・すぐ絞り込みたい」というニーズに応えられるかどうかが、検索サイトの問い合わせ転換率を左右します。
本事例では、施設検索ユーザーの離脱率が高く、資料請求・電話問い合わせへの移行が低迷していた介護施設検索サイトに対し、比較表・選び方ガイドの新設・施設詳細ページの情報構造化・地域×施設種別SEOの強化・回遊導線の再設計を組み合わせたオウンドメディア運用代行を実施。
問い合わせ件数90%増・CVR+1.6pt・直帰率20%改善・上位表示KW1.9倍・自然流入+70%・広告CPA18%改善・四半期ROI135%達成
したプロジェクトをご紹介します。
担当:Webマーケター 安藤大貴
介護・医療・生活サービス領域の検索サイト・比較メディアのオウンドメディア運用改善を専門とし、情報設計・SEO・CRO施策を一気通貫で担当。ユーザーの意思決定プロセスを起点にしたコンテンツ設計と導線改善で、流入と転換の両面から成果を出すアプローチを得意とする。
| 項目 | 内容 |
| クライアント | ・非公開 |
| 業種/業界 | ・介護施設・老人ホーム検索サイト(BtoC) |
| 提供サービス | ・オウンドメディア運用代行(Web戦略設計・SEO・CRO施策・記事制作・内部リンク最適化・レポーティング) |
| 目的 | ・施設検索ユーザーの離脱改善、資料請求・電話問い合わせへの移行率向上、自然流入の拡大 |
| 施策内容 | ・エリア別比較表・選び方ガイド新設 ・施設詳細ページの情報構造化 ・地域×施設種別SEO強化 ・内部リンク・回遊設計の最適化 |
導入前の課題
本事例のクライアント様は、大阪エリアの介護施設・老人ホームを対象にした検索サイトを運営しており、施設掲載数やエリアカバー率では一定の水準を満たしていました。しかし、サイトに訪れたユーザーが比較検討を完結させないまま離脱するケースが多く、問い合わせ数の伸び悩みが続いていました。
最大の課題は、直帰率の高さです。「大阪 老人ホーム 費用」「〇〇区 介護施設 空室あり」といった検索でサイトに流入しても、必要な情報が一目で見つからず、ユーザーが比較検討を始める前にサイトを離れてしまっていました。施設一覧ページや詳細ページで、料金帯・空室状況・施設の特徴といった判断に必要な情報が整理されておらず、情報収集の手間が離脱を招いていました。
また、地域×施設種別×費用といった複合的な検索意図に対してSEOが最適化されておらず、上位表示できているキーワードが少ないことも流入機会の損失につながっていました。「介護付き有料老人ホーム 大阪市 月額10万円台」のような具体的な条件で探すユーザーに、検索結果からリーチできていない状態でした。
さらに、資料請求・電話問い合わせへのCTAがページ内で目立たず、ユーザーが次のアクションをどこから起こせばよいか直感的に分からない導線構造も、転換率の低さに影響していました。
実施した施策
本プロジェクトでは、「ユーザーが短時間で候補を絞り込み、迷わず問い合わせに進める」という状態を作ることを最優先に設計しました。情報設計・SEO・導線の3軸で施策を同時並行で進めました。
エリア別比較表・選び方ガイドの新設と施設情報の構造化
介護施設選びは、家族が代わりに情報収集するケースも多く、限られた時間で複数施設を比較しなければならないプレッシャーがあります。比較の手間を最大限に省き、ユーザーが必要な情報をその場で完結させられるよう、情報の整理と見せ方を全面的に見直しました。
- エリア別の施設比較表を新設し、料金帯・空室状況・施設種別・特徴を横断的に比較できるページを整備
- 施設詳細ページに料金プラン・空室情報・設備特徴・対応可能な介護度を構造化表示し、ページ内で判断が完結する情報量を確保
- 老人ホームの種類(介護付き・住宅型・グループホームなど)と費用の目安を解説する選び方ガイドを制作
- ユーザーが最も気にする料金帯・エリア・空室の3条件を絞り込めるフィルター機能の視認性を改善
CTAと問い合わせ手段のファーストビュー明示
資料請求・電話問い合わせへの行動を促すには、ユーザーが迷う前に次のアクションを明示することが重要です。スムーズに問い合わせへ移行できるCTA設計が転換率に直結します。
- 施設一覧ページ・詳細ページのファーストビューに資料請求ボタン・電話番号を固定表示
- スクロール位置に関わらず常時表示されるスティッキーCTAを導入し、どのタイミングでも問い合わせに移行できる設計に改善
- マイクロコピーの見直し(「まずは無料で資料請求」「今すぐ空室確認」など行動の理由と利益を明示した文言に統一)
- 電話・メール・LINEなど複数の問い合わせ手段を並列表示し、ユーザーが選びやすい形に整理
地域×施設種別SEOの強化と記事→施設ページへの回遊設計
介護施設の検索需要は「地名+施設種別」など複合キーワードで発生します。この検索意図を網羅的にカバーし、流入したユーザーを施設詳細ページへと自然に誘導する内部導線を設計しました。
- 「〇〇区 介護付き有料老人ホーム」「大阪市 老人ホーム 月額費用」など地域×施設種別×条件KWを優先的に記事・LP化
- 「老人ホームの選び方」「介護施設の種類と費用の違い」など検討初期の疑問を解決するSEO記事を量産
- 記事ページ内に関連エリアの施設一覧・詳細ページへの内部リンクを設置し、情報収集から比較までの導線を整備
- 地域ハブページ(「大阪市の老人ホーム一覧」等)を整備し、エリア検索のトピックオーソリティを強化
効果
- 問い合わせ件数:90%増(情報構造化・CTA改善・自然流入増加の複合効果)
- CVR(問い合わせ転換率):+1.6pt(比較表・CTAファーストビュー表示の効果)
- 直帰率:20%改善(比較・選び方コンテンツによる滞在時間と回遊率の向上)
- 上位表示キーワード数:1.9倍(地域×施設種別SEOの強化)
- 自然検索流入数:+70%(SEO記事量産と内部リンク最適化の成果)
- 広告CPA:18%改善(自然流入増加による広告依存度の低減)
- 四半期ROI:135%達成
直帰率の改善と問い合わせ数の増加が同時に実現できた点が、今回の施策の特徴です。情報設計の改善でユーザーが比較検討を完結できるようになったことが、滞在時間・回遊率・転換率のすべてに好影響を与えました。
プロジェクトの進行で良かったところ・担当者の視点
今回のプロジェクトで最も手応えを感じたのは、エリア別比較表の新設が直帰率と転換率の両方に効いた点です。複数施設を見比べながら条件を絞り込めるページができたことで、ユーザーが外部サービスに流れる前にサイト内で比較行動を完結させられるようになりました。
介護施設の検索ユーザーには、切迫した状況で情報収集している家族が多く含まれます。そういったユーザーへの設計では、情報の「多さ」よりも「見つけやすさ」と「次の行動のしやすさ」が優先されます。ファーストビューへのCTA固定とマイクロコピーの改善は、ユーザーの心理状態に寄り添った設計の重要性を改めて実感した施策です。
また、SEO記事からの内部リンクで施設詳細ページへの回遊を設計したことは、情報収集段階のユーザーを問い合わせまで途切れなく誘導する仕組みとして非常に有効に機能しました。
本事例を経験して:介護・医療・生活サービス系検索サイトの方へ

介護施設・老人ホームの検索サイトでは、掲載施設数を増やすだけでは問い合わせは増えません。ユーザーが「比較できる・絞り込める・すぐ問い合わせられる」と感じられる情報設計と導線設計が、転換率の改善に直結します。
「サイトへの流入はあるのに問い合わせが少ない」「直帰率が高く改善したい」「地域名検索での上位表示を増やしたい」といったお悩みをお持ちの介護・医療・生活サービス系検索サイトの方は、ぜひ一度ご相談ください。