実績紹介

【導入事例】一枚板テーブル専門ECが実現した、関連KW群からメインKW獲得への積み上げ型SEO戦略

一枚板テーブル専門EC 様

一枚板テーブルを専門に扱う高単価家具EC。樹種・サイズ・脚の組み合わせによって価格が変動する個体差の大きい商材を、こだわりの空間づくりを求める層へ届けるブランド。

プロジェクト概要

プロジェクト概要 高単価家具ECにおける、SEOを軸とした流入拡大とオンライン→来店→成約のハイブリッド導線設計
対象サイト 公式ECサイト
支援内容 Web戦略設計・実行 / 対策キーワード選定 / オンページSEO・内部対策 / オフページSEO・外部対策 / 実施施策の分析と実行 / 記事制作・更新 / CRO施策実行 / メッセージ対応・定例会 / Web集客レポート
ターゲット こだわりの一枚板テーブルを検討する一般消費者、注文住宅・リノベーション層、空間にこだわる富裕層
詳細 「一枚板テーブル」というビッグKWを真正面から狙うのではなく、樹種別・用途別・お手入れ系などの関連KW群で先に上位を積み上げ、ドメイン全体のSEO評価を底上げ。最終的にメインKWでの上位獲得まで到達。同時に、見積りシミュレーション・搬入可否チェック・3D/AR配置・動画接客などの体験設計で離脱要因を解消し、オンラインから来店、成約までの道筋を整備した。

BtoC
EC / 通販
家具 / インテリア
高単価商材
SEO
コンテンツマーケティング
CRO
EFO
EC×来店ハイブリッド

支援開始前の課題——「総額」「搬入」「空間イメージ」が見えず、検討者が動けない

クライアント様は、一枚板テーブルという高単価かつ唯一無二の商品を扱う、家具業界でも独自のポジションを築かれていました。一方で、Web経由での集客・成約創出にはいくつもの構造的な課題が存在していました。

● 樹種・サイズ・脚・設置費・納期の不明点が多く、「結局いくらになるのか」が見えずに離脱

● 空間に置いた時の使用イメージが湧かず、購入の踏み切りに至らない

● 配送・搬入条件に関する問い合わせが多く、成約までの期間が長期化。スタッフ対応の負荷も高い

● 「一枚板テーブル」というビッグKWは競合が強く、いきなり真正面から攻めても上位獲得は困難

高単価家具ECの特殊性は、「ECサイトだけで売り切る商品ではない」という点にあります。実物を見て、触れて、空間に置いた時のサイズ感を確認したい——これが検討者の自然な心理です。Webサイトに求められる役割は、ECで完結することではなく、「来店や動画接客への道筋を作る」ことに置き直す必要がありました。


WINDOMの施策——「集客」「離脱要因の解消」「来店導線」を三位一体で実行

WINDOMは、本プロジェクトを単なるSEO支援ではなく、「高単価家具EC特有の購買プロセス全体を再設計する」取り組みとして捉え直しました。具体的には、以下の柱でアプローチを構築しています。

① 関連KW群からメインKW獲得につなぐSEO戦略

「一枚板テーブル」という競合の強いビッグKWを真正面から攻めるのではなく、樹種別・サイズ別・用途別・お手入れ系といった関連KW群で先に上位獲得を積み上げる戦略を選択しました。

手入れ方法、経年変化、樹種ごとの特徴、設置事例といったコンテンツでドメイン全体の評価を底上げし、最終的にメインKW「一枚板テーブル」での上位獲得まで到達するという、「足場を作ってから本丸を獲りに行く」積み上げ型のアプローチです。

② 樹種×サイズ×脚の組合せ見積りと総額表示

検討者が最も知りたい「結局いくらになるのか」に応えるべく、樹種・サイズ・脚の組み合わせで見積りを生成し、設置費・配送費を含めた総額を即時表示する仕組みを実装。問い合わせ前にユーザー自身で価格感を把握できる状態を作りました。

③ 搬入可否チェック機能

高単価家具特有の不安「自宅に搬入できるのか」を解消するため、玄関・通路・エレベーターなどの寸法を入力すると搬入可否が判定できるチェック機能を導入。問い合わせの自己解決が進み、スタッフ対応の負荷も大きく軽減されました。

④ 設置事例・天板比較・3D/AR配置確認

「自宅に置いたイメージが湧かない」課題に対し、実際の設置事例を多数掲載。天板の樹種比較コンテンツや、3D/ARで空間配置を確認できる機能で、購入後の生活がリアルに想像できる状態を整えました。

⑤ 手入れ・経年変化の解説記事拡充

「買った後に大切に使っていけるか」という長期目線の不安にも応えるべく、樹種別の手入れ方法・経年変化の楽しみ方を解説する記事を継続的に制作。これらの記事はSEO面での流入獲得にも寄与しました。


プロジェクト成果(実データ)

※ クライアント企業・ブランドの特定を避けるため、トラフィック以外の絶対値・変化率は非開示としていますが、変化の方向性については掲載を許諾いただいています。

指標 変化
月間トラフィック 3,439セッション → 20,347セッション(約5.9倍)
SEO順位 関連KW群で複数の上位獲得を経て、メインKW「一枚板テーブル」での上位獲得まで到達
来店予約・オンライン見積り いずれも大幅に増加
返品・キャンセル 搬入可否チェックや総額表示により事前不安が解消され、減少
運用面 EC×来店のハイブリッド運用が確立し、施策全体として高水準のROIを実現

特筆すべきは、「メインKWでの上位獲得」と「トラフィックの約5.9倍化」が、いきなり狙ったわけではなく、関連KW群での上位獲得を積み上げた結果として達成された点です。

家具のような検討期間が長く、競合の強い領域では、ドメイン全体の評価を底上げするコンテンツ群を先に整えることが、最終的に最重要KW獲得への最短ルートになります。短期的な順位変動に振り回されず、地道に足場を作り続けたことが、結果として大きな成果に結実しました。


数値以外の変化——「ECで売り切る」から「来店への道筋を作る」サイトへ

数値成果以上に重要な変化が、サイトの役割そのものに現れました。

支援開始前のサイトは、「商品を見せて、注文を受ける」というEC本来の機能に閉じていました。施策実装後は、見積りシミュレーション・搬入可否チェック・動画接客といった機能群を通じて、「検討者の不安を一つずつ解消し、来店または動画接客へつなぐ」プラットフォームへと変化しました。

問い合わせの自己解決が進んだことで、スタッフは「同じ説明を繰り返す対応」から解放され、本来の接客——一枚板の魅力を伝え、お客様の空間に最適な一品を提案する——に集中できるようになりました。顧客体験の向上とスタッフ負荷の軽減が同時に実現したことは、本プロジェクトの大きな副産物です。


担当コンサルタントのコメント

WINDOM株式会社 川口 凌

高単価家具ECというのは、ECサイトだけでは完結しない特殊な領域です。一枚板テーブルは、写真や仕様だけで購入を決められる商品ではありません。実物を見て、触れて、空間に置いた時のサイズ感を確認したい——これは検討者にとって極めて自然な心理です。

だからこそ私たちは、Webサイトの役割を「ECで売り切る」ことではなく、「来店や動画接客への道筋を作る」ことに置き直しました。この発想の転換が、本プロジェクトの出発点です。

SEO戦略についても、「一枚板テーブル」というビッグKWに正面から挑むのではなく、関連KW群で着実に上位を積み上げる方針を最初から共有しました。短期的な順位変動に一喜一憂せず、ドメインの評価を地道に積み上げる戦略にクライアント様もご理解いただけたことが、結果として月間トラフィック3,439から20,347セッションへの約5.9倍化、そしてメインKWの上位獲得に結実したと感じています。

クライアント様からも「以前は問い合わせ対応に追われていたが、自己解決が進んで本来の接客に集中できるようになった」というお言葉をいただき、定量・定性の両面で価値を提供できたと感じています。今後も、高単価BtoC ECというECだけでは完結しない領域で、Webと実店舗をつなぐ最適な動線設計を磨いていきたいと考えています。