【導入事例】不動産購入オウンドメディアの運用代行|上位3位以内KW3倍・セッション2.3倍・CVR1.5pt向上を実現

戸建て・土地・マンションの購入を検討するユーザーは、エリアの相場・物件の選び方・資金計画など多岐にわたる情報を長期間にわたって収集します。この情報収集段階の潜在層に先手を打って接触し、資料請求・来場予約へと誘導できるかどうかが、不動産購入メディアの集客品質を決定します。
本事例では、地域名検索での露出不足と自然検索比率の低さを課題とする不動産購入オウンドメディアに対し、地域特化SEO記事の継続投入・テーマクラスター構造の整備・地域LPのEFO改善を組み合わせたオウンドメディア運用代行を実施。
上位3位以内キーワード数3倍・セッション2.3倍・CVR+1.5pt・地域LPのCPA20%改善を達成
したプロジェクトをご紹介します。
担当:安藤大貴
不動産ポータル・住宅購入メディアのオウンドメディア運用を専門とし、地域特化SEO・コンテンツクラスター設計・CRO施策を一気通貫で担当。潜在層の早期接触から資料請求・来場予約への転換導線設計を得意とする。
| 項目 | 内容 |
| クライアント | ・非公開 |
| 業種/業界 | ・不動産ポータル・住宅購入メディア(BtoC) |
| 提供サービス | ・オウンドメディア運用代行(Web戦略設計・キーワード選定・SEO・記事制作/更新・CRO施策・レポーティング) |
| 目的 | ・地域名検索での露出拡大、自然検索比率の向上、資料請求数の増加 |
| 施策内容 | ・地域別購入検討テーマSEO記事の継続投入 ・内部リンク・構造化データによるクラスター化 ・地域LP・EFO改善 |
導入前の課題
本事例のクライアント様は、戸建て・土地・マンションの購入検討者に向けた情報メディアを運営していましたが、Webからの新規リード獲得において構造的な課題を抱えていました。
最大の課題は、地域名を組み合わせた検索での露出不足です。「〇〇市 戸建て 購入」「〇〇区 マンション 相場」といったエリアと物件種別を掛け合わせたキーワードで上位表示できているページが少なく、競合ポータルに流入を奪われ続けている状況でした。上位3位以内に表示されるキーワードが限られていることで、潜在層がサイトにたどり着く機会が大きく制限されていました。
また、自然検索からの流入比率がサイト全体の20%未満にとどまっており、広告に依存した集客構造になっていました。広告を止めると流入が急減するリスクを抱えながらも、広告の費用対効果が十分に改善されていない状態でした。
さらに、資料請求率が低迷していました。サイトに流入したユーザーが比較検討に必要な情報を見つけられず、資料請求というアクションに進む前に離脱するケースが多く、指名外経路からの新規リード獲得が安定しないことがボトルネックになっていました。
実施した施策
本プロジェクトでは「潜在層が検索で見つけられる→比較検討に必要な情報が揃っている→資料請求に進める」という流れを設計しました。SEOによる流入拡大とCROによる転換率改善を並行して進めました。
地域別購入検討テーマのSEO記事クラスター化
不動産購入の検索行動は「エリア名+物件種別」「エリア名+相場」「住宅ローン 選び方」など、地域軸と疑問軸が複雑に交差します。この検索需要を体系的にカバーするため、テーマをクラスターとして設計し記事を継続投入しました。
- 「〇〇市 一戸建て 購入」「〇〇区 土地 相場」など地域×物件種別の複合キーワードを優先的に記事化
- 「マンション 購入 流れ」「住宅ローン 審査 通らない 理由」など購入検討初期の疑問を解消するガイド記事を継続制作
- ピラーページ(テーマの総合ページ)と個別クラスター記事を内部リンクで接続し、テーマ全体の検索評価を集約
- FAQスキーマ・パンくずリストなどの構造化データを実装し、検索結果でのリッチスニペット表示によるクリック率を改善
- 月次のキーワード順位変動をレポートで可視化し、上位取得が近いKWへ優先的にリソースを投下するPDCAを確立
地域LPの整備とEFO改善
SEOで流入を増やしても、ランディングページで離脱されては資料請求につながりません。地域ごとに最適化されたLPを整備し、流入ユーザーと情報のミスマッチを解消することで転換率を引き上げました。
- 都道府県・市区町村単位の地域特化LPを整備し、エリアの相場情報・物件事例・担当者情報を掲載することで流入ユーザーの関心と合致したコンテンツ構成に改善
- 資料請求フォームのEFO改善(入力項目の整理・ステップ表示の導入・エラー表示の最適化)でフォーム完了率を向上
- スマートフォンからの流入を考慮したUI最適化(ボタンサイズ・CTAの配置・フォームの入力しやすさ)を実施
- 記事ページから地域LPへの内部リンクを最適化し、情報収集ユーザーを資料請求へと誘導する回遊導線を整備
オンページSEOの全体最適化
新規記事の投入と並行して、既存ページのSEO評価を底上げする内部対策を実施しました。ページ単体の最適化だけでなく、サイト全体の構造をGoogleが評価しやすい状態に整えることで、ドメイン全体の検索評価向上を図りました。
- 既存記事・サービスページのタイトルタグ・見出し構造・メタディスクリプションを検索意図に合わせて全面見直し
- サイト内の重複コンテンツ・薄いコンテンツを整理し、クローラーが重要ページを優先的に評価できるサイト構造に改善
- ページ表示速度の改善・モバイルフレンドリー対応など、コアウェブバイタルに関わる技術的SEOを対応
効果
- 上位3位以内表示キーワード数:3倍(地域×物件種別のクラスター記事が検索上位を獲得)
- セッション数:2.3倍(自然検索流入の大幅増加)
- CVR(資料請求転換率):+1.5pt(地域LPのEFO改善と回遊導線整備の効果)
- 地域LPのCPA:20%改善(ターゲティング精緻化とLP最適化による獲得効率向上)
- 月次の資料請求数が安定し、指名外経路からの新規リード獲得が平準化
上位表示キーワードの増加とセッション数の拡大が連動して起きたことで、自然検索比率が大幅に向上しました。広告に依存しない流入基盤が育ったことで、地域LPのCPA改善とも相まって、月次での安定したリード獲得が実現しています。
プロジェクトの進行で良かったところ・担当者の視点
今回のプロジェクトで最も手応えがあったのは、クラスター設計によるSEO記事の量産です。単発の記事を量産するのではなく、テーマのピラーページを中心に関連記事を内部リンクでまとめる設計にしたことで、個別記事の評価がサイト全体に波及する効果が出ました。上位3位以内のキーワードが3倍になった背景には、この構造設計が効いています。
地域LPのEFO改善は、施策として地味に見えますが、モバイルユーザーが多い不動産検索では入力のしやすさが転換率に直結します。フォームのステップ表示導入とCTAの配置最適化だけで、資料請求完了率が改善したことは、不動産系メディア全般に応用できる知見です。
また、月次でのキーワード順位レポートを定例会で共有することで、クライアント様との優先施策の合意形成がスムーズになりました。「上位取得が近いKWへの集中投下」という意思決定を素早く行える体制が、効率的なリソース配分につながりました。
本事例を経験して:不動産ポータル・住宅購入メディアの方へ
不動産購入メディアでの集客改善は、地域名検索での露出拡大と、流入後の資料請求への転換率向上を同時に進めることが重要です。クラスター設計によるSEO記事の体系化と、地域LPのEFO改善を組み合わせることで、広告に依存しない安定した新規リード獲得の構造が作れます。
「自然検索比率が低く広告に頼っている」「地域名検索でなかなか上位に出てこない」「資料請求に結びつかない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。