【導入事例】不動産売却オウンドメディアのSEO・広告運用代行|査定依頼数1.7倍・CPA20%削減・ROI140%を達成

※1,2:2023年10月時点での18ヶ月間
不動産売却を検討するユーザーの多くは、「まだ売るか決めていない」潜在段階から情報収集を始めます。この潜在層に早期接触し、査定依頼という具体的なアクションへ誘導するには、検索流入とコンテンツを組み合わせたオウンドメディア戦略が不可欠です。
本事例では、不動産ポータルが運営する売却情報メディアにおいて、地域特化のSEO記事制作・広告の地域ターゲティング強化・エリア別LP作成を組み合わせたオウンドメディア運用代行を実施。
査定依頼数1.7倍・CVR1.6pt改善・CPA20%削減・ROI140%達成
という成果を実現したプロジェクトをご紹介します。
担当:Webディレクター:安藤大貴
オウンドメディアの戦略設計から記事制作・SEO・広告運用・CRO施策まで一気通貫で対応。不動産・ポータル系メディアの集客構造改善に知見を持ち、潜在層への接触から査定依頼獲得までの導線設計を得意とする。
| 項目 | 内容 |
| クライアント | 非公開 |
| 業種/業界 | 不動産ポータル・不動産売却メディア(BtoC) |
| 提供サービス | オウンドメディア運用代行(オウンドメディア運営代行・オンページSEO ※コンテンツ/テクニカル支援) |
| 目的 | 潜在層への接触拡大と査定依頼数の増加、競合ポータルとの差別化 |
| 施策内容 | ・オウンドメディア運営代行 ・オンページSEO └ コンテンツ/テクニカル支援 |
導入前の課題
本事例のクライアント様は、不動産売却に特化した情報メディアを運営しており、サービスとしての認知度は業界内で一定あるものの、Webからの査定依頼獲得において成長が頭打ちになっていました。
最大の課題は、不動産売却を「まだ具体的に考えていない」潜在層への接触が不足していた点です。「不動産売却 相場」「〇〇区 マンション 売却」といった情報収集段階のキーワードで検索上位に表示されることが少なく、比較・検討層に入る前のユーザーとの接点が作れていませんでした。
また、不動産ポータル市場は競合が多く、特に地域名を掛け合わせた検索(「〇〇市 不動産売却」など)での上位露出が限定的でした。地域特化した情報が整備されておらず、エリアごとの検索需要を取り込めていない状態でした。
さらに、広告は出稿しているものの地域ターゲティングの精度が低く、査定につながりやすいエリアへの集中投下ができていないため、広告費に対するCPAが改善されないという課題も抱えていました。
実施した施策
本プロジェクトでは、「潜在層を早期に取り込み、査定依頼まで導く」というテーマのもと、SEOコンテンツ・広告・LP改善を一体で設計・実行しました。
地域別売却事例・査定解説SEO記事の量産
不動産売却の検索行動は「地域名+売却」「地域名+相場」「マンション 売却 流れ」など、エリアと疑問・不安を掛け合わせたキーワードが多くを占めます。この検索需要をカバーするため、地域軸と情報軸の両方でコンテンツを体系的に整備しました。
- 「〇〇市 不動産売却」「〇〇区 マンション 相場」など地域×売却KWを優先的に記事化
- 「不動産売却の流れ」「査定とは何か」など初心者向け解説コンテンツで潜在層の入口を拡大
- 地域別の売却事例・成約価格帯を盛り込んだページで、ユーザーの具体的な疑問に応えるコンテンツを制作
- 記事からの内部リンクを査定フォームへ最適化し、潜在層から依頼への転換導線を整備
広告の地域ターゲティング強化とエリア別LP作成
広告は「出稿している」だけでは機能しません。査定依頼につながりやすいエリアへ予算を集中し、ランディングページも地域ごとにカスタマイズすることで、広告流入からの転換率を大幅に引き上げました。
- 過去の査定依頼データをもとに、CVRの高いエリアを特定し入札単価・予算を集中配分
- 都道府県・市区町村単位での地域ターゲティング設定を細分化し、エリアごとの広告効率を最大化
- 広告クリック先をトップページから地域特化LPに切り替え、来訪ユーザーとの情報ミスマッチを解消
- エリア別LPに地域相場・売却事例・担当者情報を掲載し、信頼性と具体性を向上
CRO施策:査定依頼フォームと導線の改善
流入数と広告精度を高めても、フォームや導線で離脱が起きれば査定依頼には結びつきません。コンテンツと広告の改善と並行して、サイト内の転換ポイントを全面的に見直しました。
- 査定依頼フォームの入力項目を整理し、離脱率の高いステップを特定・改善
- 記事ページ内の査定誘導CTAをファーストビュー・本文内・末尾に最適配置
- 「簡単〇ステップで査定依頼完了」など、行動のハードルを下げるマイクロコピーを導入
- スマートフォン向けのフォーム操作最適化とボタン設計の改善で、モバイルCVRを向上
戦略のポイント:潜在層を逃がさない「検索の入口を広げる」設計
不動産売却の検討は長期にわたります。「いつか売るかもしれない」という段階から情報収集が始まるため、購買意欲が高まる前のユーザーとの接点を作ることが、競合との差別化に直結します。
今回の地域別SEO記事の量産は、潜在層が使う「情報収集型キーワード」での露出を広げることを主目的としています。競合ポータルが網羅しきれていない地域×疑問のロングテール領域を先行して取り込むことで、他社に流れる前にユーザーと接点を持つ仕組みを構築しました。
効果
- 査定依頼数:1.7倍(SEO・広告・LPの連動による流入・転換の底上げ)
- CVR(転換率):1.6pt改善(CRO施策とエリア別LP導入の効果)
- CPA(獲得単価):20%削減(地域ターゲティング精度向上と広告配分最適化による)
- ROI:140%達成
- 地域名検索を始めとした上位露出が増加し、潜在層からの査定依頼を安定的に獲得できる基盤を構築
- 不動産売却 3位
- マンション売却 3位
- マンション売却 どこがいい 1位
- 東京 マンション売却 1位
- 土地売却 2位
SEOとリスティング広告が別々に機能するのではなく、「SEOで潜在層を集め、広告で検討層を補完し、LPとフォームで転換する」という一貫した集客の流れを構築できたことが、複合的な成果につながりました。
プロジェクトの進行で良かったところ・担当者の視点
今回のプロジェクトで最も手応えを感じたのは、地域コンテンツの量産が想定以上に早く効果を出した点です。不動産売却の地域検索は競合の対策が手薄なエリアも多く、適切なキーワード選定と記事品質の担保によって、比較的短期間で上位表示を獲得できたケースが複数ありました。
また、広告の地域ターゲティング細分化は、クライアント様が保有していた過去の査定依頼データを活用することで精度を高められました。データとコンテンツの両方を組み合わせた施策設計は、リソースを無駄なく使う上で非常に有効だと改めて実感しました。
不動産売却という高額・高関与商材においては、ユーザーが情報収集から査定依頼に至るまでの期間が長い分、潜在層との接点を早期に持つことが中長期の成果に大きく影響します。今回の事例はその構造を実証できた好例です。
本事例を経験して:不動産ポータル・不動産売却メディアの方へ
不動産売却の情報メディアでは、「検索で見つけてもらえるか」が査定依頼数に直結します。競合が多いビッグワードでの戦いだけでなく、地域×疑問のロングテール領域を体系的に整備することが、競合との差別化と安定した集客基盤の構築につながります。
「查定依頼数が伸び悩んでいる」「広告費をかけているのにCPAが改善しない」「潜在層へのアプローチが弱い」といったお悩みをお持ちのメディア・ポータル運営の方は、ぜひ一度ご相談ください。